04,05年は該当するレースがなく,ここでは00年からの5回のデータを対象とした(02年は新潟競馬)。
レースは12,12,12,10,10頭立て。連対馬は6??5,3??4,9??8,2??1,2??5番人気の組み合わせで決まった。上位1??3番人気は計4連対と精彩を欠いているが,一方で極端な人気薄の台頭もない。馬連配当は3540円,1980円,1万4480円,220円,1950円。02年に万馬券が出た以外は,比較的堅めに収まっていた。
しかし,今年はフルゲート16頭立てで,しかも別定戦からハンデ戦に条件変更されて,波乱の機運が高まった。
連対馬のクラス別は,重賞組1頭,オープン特別組1頭,1600万下組5頭,1000万下組3頭。その時の成績は1000万下組がすべて1着で,1600万下組は1??4着。オープン組が11着だった。条件組は前哨戦で4着以内が連対条件となっている。
年齢別は3??7歳上馬が2,13,24,11,6頭出走して,0,5,4,1,0連対。5歳馬が世代トップに立っている。
東西対決は34頭と22頭で争い,3対7。関西馬が優位に立っている。
牡馬VS牝馬は10対0。牝馬の出走が6頭と少ないこともあるが,パワー勝負のダート中距離戦で苦戦を強いられている。
◎…前走のガイアレーサーはいったん2番手に上がったが,勝負どころで後続に次々と来られ最後方に後退。厳しい展開となったが,直線で3着まで盛り返した。昇級2戦目。流れに乗れば差し切れる。
○…マイネルテセウスは,大雪ハンデで逃げたピサノデイラニを2番手でマーク。直線を向くと楽々と抜け出して快勝した。勝ちタイムが優秀で,好センスのレース内容。昇級戦から好勝負になる。
▲…スマートストリームは中山ダートで2勝の実績。現級昇級後は詰めの甘さを見せて勝ち切れずにいるが,終いは必ず伸びている。2カ月半ぶりでも展開ひとつで勝利をつかめる。
△1…エイシンボストンは前走マイペースで逃げたが,早めに後続にこられる展開。それでも直線でしぶとく粘って5着を確保した。前走より3キロ減のハンデ54キロ。単騎先頭なら簡単には止まらない。
△2…サトノスローンは夏の北海道で復帰し,たたき2戦目で1000万下を勝ち上がった。昇級戦,初コースと不安材料もあるが,相手なりに走れるレースぶりから大崩れはない。
△3…キャピタルフライトは前走を感冒で取り消したが,順調に回復した。ダートの右回りは7戦して,3勝2着3回の好成績で,中山コースにも1勝2着1回の実績がある。昨秋10月以来となるが,警戒が必要だ。