3着までに菊花賞への優先出走権が与えられるトライアル。
過去10年,連対馬は5??2,10??2,1??8,2??1,5??1,2??1,3??8,1??2,8??1,12??4番人気の組み合わせで決まった(02年は新潟開催)。1番人気は6連対,2番人気が5連対の成績を残しているが,3番人気は1連対と不振。代わりに8番人気以下から5頭が連に絡んでいる。
馬連配当は3000円以下の決着が6回ある一方で,2けた人気馬が勝った年に2度万馬券が出ている。伏兵馬の台頭を警戒したい。
連対馬の前走は重賞組9頭と条件組11頭。重賞組の中ではダービー組が最多の6連対を果たしている。また,前走成績は1着7頭,2着5頭,3着3頭,4着以下5頭。連対馬の75%は前走でも馬券対象となる好走を見せていた。なお,馬券圏外の5頭はダービーからの直行馬だった。
◎…シグナリオは今年3月にデビューして,1,2,1,2着。キャリアは4戦と浅いが,まだ連を外していない。前走の佐渡特別は大逃げを打った馬が勝つ展開で,仕掛けのタイミングが難しく力負けではない。夏を順調に使えたのは強み。勝って菊花賞へ名乗りを上げる。
○…ゴールデンダリアはダービーでレース№3タイの上がり、33秒5をマークしたが6着まで。スローの流れの後方に置かれたのが痛かった。3カ月半ぶりになるが、仕上がりは万全。首位逆転まである。
▲…ロックドゥカンブは3戦3勝。ニュージーランド産の遅生まれだが,前走のラジオNIKKEI賞は直線で余力があった。初距離,初の中山,そして2カ月半ぶりと条件は厳しいが,まだ底を見せていない。あっさり勝たれても不思議はない。
△1…クランエンブレムは前走,スタートが良すぎてかかった。その分直線で伸びを欠いて6着。切れる脚はないが,気分よく走ると強さを発揮する。ベストは1800M。2200Mの距離をどう克服するか。
△2…メイショウレガーロは,前走の白百合Sで0秒3差の6着。直線内で前が詰まりながら鋭い脚を見せた。京成杯2着,皐月賞5着など重賞の上位常連。久々は気になるが,首位争いできる能力を備えている。
△3…エフティイカロスは後方で脚をためた青葉賞で0秒3差の5着。あとひと押しが利かずにダービーへ出走がかなわなかった。前走の福島1000万下は案外だったが,混戦になれば出番はある。