ハンデ戦で行われた過去5回,連対馬は2??4,7??10,7??5,3??10,11??3番人気の組み合わせで決まった。1番人気は一度も連対がなく絶不調。代わりに7??11番人気の伏兵馬が5連対している。
馬連は2020円,1万1070円,6080円,1万2190円,8960円と,すべて4けた配当以上でハンデ戦らしい波乱を見せている。また,馬単も現在4年連続で万馬券決着となる大荒れとなっている。
連対馬の前走は重賞組5頭,オープン特別組4頭,1600万下組1頭。条件組は前走1着から連対しているが,オープンクラスは着順に関係なく巻き返している。路線別は同じ中山マイルの東風S組が4連対と好調で,昨年は1??3着を独占した。
年齢別は4??7歳上馬が28,14,19,15頭出走して,6,3,1,0連対。6連対の4歳馬は毎年連対し,ハンデ戦以前にさかのぼって通算すると,目下13年連続で連対中。信頼度は高い。
牡馬は60頭で8連対,牝馬が16頭で2連対。連対数で牡馬が牝馬をリードしているが,率はほぼ互角となっている。関東馬VS関西馬はそれぞれ38頭が出走して,6対4。地の利を生かして関東馬が関西馬を抑えている。
◎…前走の東風Sでコイウタは13着に敗れたが,着差は0秒6。着順のイメージほど大きく負けてはいない。3歳時にG3のクイーンCを勝ち,桜花賞3着はここでも威張れる成績。53キロの軽ハンデを生かし切れば重賞Vのチャンスだ。
○…グレイトジャーニーはオープン特別のディセンバーSと,昨年に当レースを差し切って,中山の芝1800Mで2勝を挙げている。前走は前残りの流れ,直線で前が詰まる不利がありながら0秒3差。一瞬の鋭さを生かせば今年も大駆けが期待できる。
▲…サイレントプライドは8カ月ぶり,昇級戦の前走でアクアマリンSを快勝。休養をはさんで連勝して本格化した。重賞は初挑戦となるが,上昇度は一番。4戦全勝と底を見せていない芝のマイル戦なら首位争いできる。
△1…ダンスインザモアはニューイヤーSを快勝し,出遅れた前走の中山記念は後方から追い込んで0秒2差の3着に迫った。中山コースはスプリングSを含めて3勝。57キロのトップハンデで評価を下げたが,勝たれても仕方のない地力を秘めている。
△2…前走の大阪城Sでロジックは8着に敗れたが,着差はわずか0秒2差。直線で前が詰まり脚を余した。昨年以来勝ち星に恵まれていないが,3歳でマイルG1を制覇した実績馬。連下には押さえておきたい。
△3…ニシノデューは逃げて自分のパターンに持ち込むと実にしぶとい。前走の東風Sでもゴール寸前まで頑張り0秒2差の5着。今回はその前走から2キロ減のハンデ53キロならノーマークにはできない。