05,06年に同条件で行われた船橋Sを参考にレース傾向を見てみたい。
過去2回はいずれも14頭立て。1??3着は9??4??1,3??7??1番人気の順でゴールした。馬連は8130円,3270円で,3連単が11万2810円と3万7310円。1番人気は3着にはきているものの,人気薄の伏兵馬が連に絡んで,馬連も3連単も波乱決着となっている。
ステップで強調できる路線はないが,連対馬4頭はこのレースと同距離の1200M(芝3頭とダート1頭)から参戦。クラス別はオープン組2頭と1000万下組2頭。オープン組は4,5着からの巻き返しだったが,条件組2頭は1着から連対している。
牡馬17頭と牝馬11頭で争い,4対0。ここまで牝馬の出番はない。
年齢別は4??7歳上馬が10,7,8,3頭出走して,2,2,0,0連対。4歳馬と5歳馬の争いとなっている。関東馬VS関西馬は,19頭と9頭が出走して4対0。出走頭数が少ないこともあるが,関西馬は苦戦している。
◎…前走のジョウノオーロラは後方で脚をため,手応え十分で直線を向いたが,前が壁になる不利。ラスト200Mから必死に追い込んだが,脚を余して4着に敗れた。距離短縮,53キロは好材料。スムーズな流れで反撃する。
○…セトノゼディタブは2走前に中団から鋭く伸びて1000万下を快勝。前走は昇級戦のペースで勝負どころで置かれたが,直線で盛り返して3馬身半差の5着と掲示板を確保した。クラス2戦目。得意の1200Mなら反撃できる。
▲…リザーブカードは昇級後2戦でいずれも0秒1差。最後の詰めを欠いて勝てずにいるが,準オープンで安定した成績を残している。G2のニュージーランドTで5着実績があり,まだキャリア10戦でこれから伸びる素材。前走と同条件なら今回も引き続き首位争いになる。
△1…シルクヴェルリッツは前走58キロを背負って3着。4カ月半ぶりの実戦で,出遅れる不利の中で勝ち馬と0秒1差と好走を見せた。ひとたたきして上積みは確実。出遅れがなければ上位争いに食い込める。
△2…サクライナセは前走ハナ差の接戦を制して,1000万下を勝ち上がった。昇級戦となるが,4走前に0秒5差の勝ち馬が,前走で現級2着。ベストは4勝中3勝している1400Mだが,2着争いならこの距離でも警戒が必要だ。
△3…クリノワールドは2走前の韓国馬事会杯でリザーブカードとクビ差の接戦。リザーブに比べるとかなり人気が落ちるが,地力は互角。展開に左右されないタイプで,全5勝をあげた右回りだけに軽視はできない。