3着までに皐月賞への優先出走権が与えられる。昨年の勝ち馬メイショウサムソンはこのトライアルを弾みに2冠を達成している。
過去10年,連対馬は8??1,7??11,11??3,1??7,1??5,1??8,2??1,2??6,5??8,4??1番人気の組み合わせで決まった。1番人気は連対率6割で,その6頭はすべて単勝100円台で連に絡んでいる。3着以下に沈んだ時の成績は3,4,5,6着で,単勝が230,330,300,280円。連を外した4頭は抜けた1番人気とはいいがたく,取捨選択のメドは200円以内としたい。
馬連配当は
3けた……………3回
1000円台……2回
2000円台……1回
4000円台……1回
6000円台……1回
万馬券……………2回
上位3番人気以内が連に絡んだ年の波乱度は低いが,上位人気が総崩れとなったと2回で万馬券が出ている。
連対馬の前走は重賞14頭,オープン特別2頭,500万下4頭。連対20頭中14頭は前走で連対していた。500万下でも十分通用するが,未勝利勝ちから挑んで連対した馬はいない。
路線別はきさらぎ賞組とアーリントンC組が4連対で並び,朝日杯FS組と共同通信杯組が2連対で続いている。
◎…フェラーリピサはダートの前2走でいずれも2着を4馬身ちぎった。中でも前走は勝ち時計が優秀で,当日のG1フェブラリーSと1秒1差。芝を不安視する向きもあるが,デビュー戦で後の重賞ウイナーのトーセンキャプテンに半馬身差まで迫った。ダートでも,芝でも切れる外国産馬が勝って皐月賞に殴り込みをかける。
○…サンツェッペリンは京成杯を鮮やかに逃げ切った。一息入って太め残りが心配されたが,調教の動きを見る限りまったく不安はない。メンバー中唯一の重賞ウイナー。格の違いで圧勝するシーンがあっても驚けない。
▲…フライングアップルは未勝利,500万下を連勝。その後重賞に3回挑戦して2,4,3着で,うち2回は4連勝無敗のフサイチホウオーと対戦して着差はいずれも0秒1差だった。このメンバーなら突き抜ける底力を秘めている。
△1…エーシンピーシーは前走で500万下のセントポーリア賞を快勝。好位につけて直線で楽々と抜け出す横綱相撲で,2着を1馬身半突き放した。勝ち時計は翌日の古馬の1000万下と0秒2差。実績では一歩譲るが,上昇度は一番だ。
△2…マイネルシーガルは4戦3勝。朝日杯FSでは重め残りで6着に敗れたが,それ以外はすべて1着とまだ底を見せていない。2カ月半ぶり,初距離で割り引いたが,力を出し切れば接戦に持ち込める。