過去10年,連対馬は4??6,3??2,9??1,5??4,4??8,1??3,3??14,9??6,1??9,1??2番人気の組み合わせでゴールした。昨年は1,2番人気の決着だったが,上位人気同士で決まったのは3回。残る7回は伏兵馬が連に絡んでいる。
馬連は1000??2000円台が5回,4000??6000円台3回,万馬券2回。3けた配当で収まったことは一度もなく,ハンデ戦らしく波乱含みとなっている。
連対馬の前走は重賞19頭とオープン1頭。連対20頭で前走に勝利を挙げた馬はなく,2着も4頭と少ない。ただ,13頭は5着以内。掲示板確保を連対への目安としたい。路線別は京都牝馬S組が連対馬の半数10頭を占め,他路線を圧倒している。
年齢別は4??7歳上馬が63,50,26,9頭出走して,8,9,3,0連対。4歳と5歳の争い。なお,4歳馬同士でワンツーした昨年を除くと5歳馬が毎年連に絡んでいる。
トップハンデ馬は2勝,2着2回の成績では狙いづらいが,連対馬4頭は1,3,3,1番人気。ハンデ頭が3番人気以内に推されるようならば軽視できない。
◎…サンレイジャスパーは芝1800Mで8戦して,2勝,2着2回,3着3回の実績。昨秋の府中牝馬Sでは上がり33秒5の末脚で,ディアデラノビア(京都牝馬S1着)とウイングレットに先着している。初の中山でも底を見せていない1800Mなら主役は譲れない。
○…ニシノフジムスメは昨春に忘れな草賞を快勝して,オークス5着の実力馬。その後の結果を出せずにいるが,前走の愛知杯で53キロを背負って0秒6差まで迫った。スパッと切れる脚はないが,軽ハンデを生かしきればV争いできる地力を秘めている。
▲…アサヒライジングは昨年クラシックで善戦し,米国遠征でアメリカンオークス2着。秋のエリザベス女王杯でも古馬相手に小差の4着と実績では抜けている。トップハンデ56.5キロでも牝馬同士なら好勝負になる。
△1…東京新聞杯でキストゥヘヴンは折り合いを欠いて7着に敗れたが,牡馬相手を考えれば悲観する内容ではない。桜花賞馬でベストは1600Mだが,中山では1800MのフラワーCを楽勝している。良馬場なら瞬発力を生かせる。
△2…マドモアゼルドパリは前走で1600万下を快勝した。2番手から直線抜け出して,内から鋭く迫ってきたカイシュウタキオンをクビ差しのいだ。6歳の牝馬で晩成の上がり馬だが,勢いは軽視できない。
△3…ウイングレットは前走の京都牝馬Sで好位から鋭く伸びたが,ディアデラノビアの決め手に屈して2着に敗れた。4馬身離された完敗だが,1800Mは3勝している得意の距離。先行力を生かせる中山なら大駆けがあっても驚けない。