過去10年,1??3番人気は6,2,3連対で,上位人気馬の信頼度はいまいち。しかし,連対馬の16頭までを4番人気以内で占め,残る4頭は5??8番人気から各1頭が連対している。
馬連は3けた配当5回,1000円台3回,2000円台1回と8440円。02年に8,7番人気のワンツーで高配当を記録したが,伏兵馬の出番は少なく,極端な人気薄を狙うのは無謀か。
ステップは東京新聞杯組が5連対でトップ。4連対のAJC杯組,2連対でマイルCS組と白富士S組となっている。
年齢別は4??8歳上馬が33,24,32,24,10頭が出走して,それぞれ8,4,6,2,0連対。4歳馬が世代をリードし,6歳馬が追っている。
関東馬は76頭が出走して16連対,関西馬が47頭で4連対。関東馬が関西馬を圧倒している。
◎…前走のマルカシェンクはスタートで後手に回ったが,4コーナーで早くも先行勢を射程圏に捕らえた。直線で楽々と抜け出すかに見えたが,意外にも伸びを欠いて7着。前半で脚を使った分おつりがなかったか。暮れの鳴尾記念で2着,京都金杯4着の力量馬。前走を度外視して狙う手だ。
○…前走のブラックタイドは向こう正面からまくって行って3着。勝ったシャドウゲイトには道悪の巧拙の差で離されたが,2着とは半馬身差だった。ここ3戦の2,3,3着の成績が示す通り確実に復調している。タイミングが合わず差し切れずにいるが,いつ勝っても不思議のない能力を秘めている。
▲…前3走のエアシェイディは上がり33秒台の決め手で,2,1,2着。前走は前が詰まり勝ち切れなかったが,追い込みに転じて成績が安定した。ベストは連対率10割の東京芝だろうが,今の充実ぶりなら中山でも重賞Vのチャンスはある。
△1…前走大逃げでスタンドを沸かせたインティライミ。1000M通過60秒2は普通だが,そこから2ハロンが11秒台なら直線の失速は当然だろう。ディープインパクトのダービー2着馬。距離短縮のここは警戒が必要だ。
△2…シャドウゲイトは1000万下,中山金杯と連勝。気性が若くて力を存分に発揮できなかったが,ここ2戦の圧勝でようやく素質が開花したか。ただ,前走は53キロで,道悪も味方した。良馬場の別定戦でどこまで食い下がれるか。
△3…ダンスインザモアは前走でニューイヤーSを勝ってやっと低迷から脱出した。中山の芝1800Mは3歳の春にスプリングSを制した舞台で,展開さえ向けばいつでも33秒台の末脚で差し切る。人気薄でも連下には押さえたい。