過去10年,連対馬は3??5,1??5,1??3,3??1,2??3,8??4,1??3,2??3,1??3,5??2番人気の組み合わせで決まった(02年は東京競馬)。2番人気は3連対と不振だが,上位1??3番人気は合わせると15連対。連対率75%は上々の成績で伏兵馬の台頭の余地は少ない。
馬連は3けた配当5回,1000円台3回,2000円台1回,3000円台1回。最高配当は8番人の絡んだ02年の3040円,大穴は期待できない。
連対馬の前走は重賞組16頭,1600条件以下4頭。そこで1着だった馬は7頭と半数に満たないが,残る13頭中10頭は5着以内に好走。前走で掲示板を外した馬は減点対象としたい。路線別は中山金杯組が6連対でトップ,次いで2連対の有馬記念組とジャパンC組が続いている。
年齢別は4??8歳上馬が25,24,33,25,10頭出走して,それぞれ7,7,4,2,0連対。明け4,5歳馬が互角の成績で世代をリード。6歳以上は歳を重ねるごとに連対数,率が落ち込む傾向にある。
出走間隔は連対19頭までが2カ月以内。例外は菊花賞から約3カ月ぶりで2着に食い込んだフサイチアウステルだった。
◎…昨年の今頃チェストウイングは500万下の条件馬だったが,一気に勝ち星を重ね秋にオープン入り。その後もアルゼンチン共和国杯4着,ステイヤーズS3着と能力の高さを見せつけた。G2挑戦3度目,念願の初重賞タイトルをもぎ取る。
○…グラスポジションはチェストウイングと同じローテーションで駒を進めてきた。2戦は9,4着といずれも先着されたが,前走ステイヤーズSはわずか半馬身差だった。8歳馬で大きな上がり目は望めないが,終い確実に伸びてくる末脚は魅力。新春競馬で8勝と好調な蛯名騎手の一発が期待できる。
▲…マツリダゴッホは早くから期待されていたサンデーサイレンス産駒。前走は直線で外に出せず,内の狭いところから伸びて鋭く差し切った。0秒1差の先着だったが,着差以上に強いレース内容だった。準オープンを勝ったばかりだが,上昇度なら一番だ。
△1…前走のインティライミは好位から抜け出すセオリーどおりの競馬でハナ差の2着。ディープインパクト世代のダービー2着馬が復調をアピールした。実績からすんなり勝たれても仕方ない存在だが,最終追い切りで時計がかかったのがなんとも気がかり。今回は評価を下げた。
△2…シルクネクサスは前走,後方待機から直線鋭く伸びて準オープンを快勝。過去最高体重での勝利は立派だった。G2への挑戦だけに勝ち負けは厳しいが,連下争い十分ある。