距離2000Mで行なわれた過去8回,連対馬1??4,2??9,3??2,2??1,4??2,2??3,1??4,1??5番人気の組み合わせで決まった。1,2番人気は4,5連対とほめれる成績ではないが,1着馬は4番人気以内に限られ,2着馬も00年を除くと5番人気までが占めている。馬連は9番人気が2着に食い込んだ00年に5410円と荒れたが,7回は1560円以下(3けた配当3回)で堅く収まっている。
連対馬の前走は重賞組7頭,オープン特別組1頭,500万下組3頭,新馬・未勝利組5頭。半数の8頭が500万下から連対しているが,ここ4年間に限ると,連対馬8頭中6頭がオープン組で,しかも6頭は3着以内の好走歴を持っていた。近年は実績上位馬が活躍する傾向が強まっている。
キャリアは2??8戦と幅広いが,良績は2??5戦に集中している。出走間隔は,中3??6週馬が各8,1,4,3連対。路線別はラジオNIKKEI杯2歳(旧ラジオたんぱ杯2歳S)組が4連対で,朝日杯FS組3連対,エリカ賞組2連対と続いている。
◎…ダイレクトキャッチは評判馬ぞろいの新馬戦で,4億9000円馬のザサンデーフサイチやここに出走のピサノデイラニを差し切った。前走ホープフルSはゲート内で集中力を欠き出遅れ。初めての右回り,2カ月ぶりと悪条件も重なり6着に敗れた。仕切り直しの一戦。デビュー戦を快勝した素質馬が,初重賞Vを果たすとみた。
○…サンツェッペリンはホープフルSでゴール前ニュービギニングの強襲に合い2着。勝ちを逃したが後方待機から早め先頭に立った競馬はVと同等の評価ができる。中山の2000M戦を経験したアドバンテージを生かせばビッグタイトルに手が届く。
▲…ローズプレステージは前走9着と案外の結果となったが,レース中3番目に速い上がりながら,道中の位置取りが着順に響いた。2走前の京都2歳Sは出遅れながらも直線大外から追い上げて2着。瞬発力比べなら引けは取らない。
△1…メイショウレガーロは未勝利,500万下と連勝中。デビュー戦でクビ差の先着を許した勝ち馬は次走G3の2着馬。3戦2勝,2着1回と底を見せていない魅力があり,初距離の2000Mを克服すれば上位争いは十分にある。
△2…ピサノデイラニはダートで3戦2勝。芝の新馬戦は馬っけを出してレースに集中できず6着に敗れた。まだ幼さが残るが4戦して徐々に集中力が出てきた。兄シンボリクリスエスはG1レース4勝馬。潜在能力から芝でも差はない。