ハンデ戦で行なわれた過去3回は,13,16,15頭立て。連対馬は4??3,4??1,2??15番人気の組み合わせで1,2着して,馬連は2280円,1090円,3万8980円。毎年,上位人気が連対しているが,ハンデ戦らしく波乱含みの傾向を見せている。
連対馬の前走は重賞組1頭,オープン特別組4頭,1600万下組1頭。1600万下組は前走1着だったが,オープン組は2??13着。着順に関係なく連対が可能となっている。路線別はファイナルS組が3連対でトップ。阪神牝馬S,ディセンバーS,クリスマスS組各1連対となっている。
トップハンデ馬は3年間連続で56キロで,その成績は(7,13)着,10着,10着。データは少ないが,ハンデ頭はここまで低迷している。ちなみに連対馬のハンデは,(53,54)キロ,(55,55)キロ,(53,51)キロだった。
年齢別は4??8歳上馬が2,0,3,1,0連対。牡馬は35頭出走して4連対,牝馬が9頭で2連対。2頭の牝馬は4,15番人気の人気薄だった。
関東馬VS関西馬は28頭と16頭で争い,4対2で,連対率は14.3%と12.5%。関東馬が関西馬を一歩リードしている。
◎…マヤノグレシーは前走3コーナーでバランスを崩す大きな不利で13着に敗退。道中楽な手応えで追走していただけに悔いの残るレースとなった。ベストは4勝している1800Mだろうが,2走前にマイルの清水Sで後続を2馬身ちぎって快勝。今の充実ぶりなら1600MでもV争いは必至だ。
○…前走ダンスインザモアは大外から豪快に伸びてきたが,0秒3差(4着)に迫ったところがゴール。長く不振が続いたが,上がり3ハロン33秒7の末脚で完全に復調した。中山はスプリングSを制した相性のいい舞台。直線勝負になれば出番は十分にある。
▲…前走スターイレブンは逃げて0秒2差の2着。スローのマイペースに持ち込んだにせよブラックタイド(金杯3着)をクビ差抑えたのは立派。距離が勝ち星のない1800Mから4勝のマイルに延びるのは好材料で,ハンデ53キロも恵まれた。
△1…キングストレイルはここ中山でセントライト記念を制覇し,ダービー卿チャレンジT2着。このメンバーでは実績で一歩リードしている。8カ月半ぶりになるが鉄砲駆けに不安なく,復帰初戦から上位争いになる。
△2…アスクジュビリーは前走スローの上がり勝負になり,瞬発力不足を露呈して7着に敗れた。もともとマイルは初勝利を挙げた距離で,4戦して1勝3着1回と苦にしない。たたき3戦目,軽量53キロなら上位勢との差は少ない。
△3…アルビレオは芝1600Mで,5勝,2着4回,3着2回の実績を残している。2走前のキャピタルSでもスローの中団から力強く伸び0秒2差の3着に健闘した。中山でも1分33秒3の勝ち時計があり,展開さえ向けば大駆けが期待できる。