過去10年,連対馬は1??2,1??3,1??2,4??2,8??10,1??13,1??12,4??5,1??6,7??6番人気の組み合わせで決着した(02年に東京競馬)。1番人気の6連対は威張れる数字ではないが,6頭すべてが1着で勝率6割は立派。しかし,2,3番人気が3,1連対と不調で,代わりに6番人気以下から7頭が連対している。馬連は3けた配当2回,1000??4000円台4回,7000??9000円台2回,万馬券2回。00年までは上位人気馬の活躍で平穏傾向にあったが,ここ6年は波乱ムードが漂っている。
連対馬の前走は重賞9頭,オープン特別9頭,1600万下2頭。出走間隔は連対20頭中,19頭までが1カ月半以内。条件からの参戦馬や出走間隔の開いた馬は割引が必要になる。
路線別はディセンバーS組が4連対でトップ。3連対で鳴尾記念組と京阪杯組,2連対でキャピタルS組とターコイズS組が続いている。
年齢別は明け4??8歳上馬が31,39,38,23,16頭出走して,6,6,7,0,1連対。7歳以上馬が苦戦している。トップハンデ馬は昨年1,2着を独占したが,10年通算ではわずか4連対。ハンデ頭はアテにならない。
◎……グロリアスウィークは9か月ぶりの前走鳴尾記念で9着。復帰戦はレース勘が鈍くひと息の成績だったが,昨年の弥生賞2着の実績からここでも能力的には十分通じる馬。重賞初制覇のチャンスと見た。
○……相手は明け4歳馬のトウショウシロッコ。前走の中日新聞杯5着は菊花賞からの馬体18キロ増の影響か,ダッシュがつかず後方に置かれ,直線でも伸びを欠いた。中山コースは京成杯2着,セントライト記念2着と相性のいい舞台で,53キロの軽量も魅力だ。
▲……ディープインパクトの全兄ブラックタイドが,昨秋にオープン特別で2,3着に好走し,ようやく復調してきた。3歳時には出世レースの若駒Sを勝ち,G2のスプリングSを制した実力馬。前走はスローで勝ち切れなかったが,G1級の能力を秘めている。
△1……昨年,マヤノライジンは条件戦を4連勝。その後,函館記念,札幌記念,中日新聞杯で3,4,3着と好走し,着差も0秒1??0秒3差の小差だった。あとひと押しが利かないが2000M戦で崩れていない。今回はたたき2戦目で,前走据え置きのハンデなら再度好走が期待できる。
△2……前走でオープン特別を快勝してイースターは復活を果たした。骨折で出世が遅れたが,キャリア1戦で京王杯2歳Sに挑戦して2着に好走した素質馬。トップハンデ馬との3.5キロ差を生かし切れば首位戦線に浮上しても不思議はない。
△3……アサカディフィートは前走鳴尾記念で展開が向かず,直線でも前が詰まって6着に敗れた。昨年の2着馬で,2走前のアンドロメダSでブラックタイドを一気に差し切った。2000Mは最も得意の距離で,明け9歳馬でも警戒が必要だ。