昨年は外国馬の参戦がなかったが,今年は3頭が来日して国際G1レースを盛上げる。
過去7年,連対馬は4??5,1??3,5??13,11??1,4??1,1??11,7??1番人気の組み合わせで決着した。1番人気は5連対と好調な一方で,2けた人気の伏兵馬も3頭が連に絡んでいる。
馬連配当は3240円,540円,6万100円,4450円,640円,5900円,1550円。02年の6万馬券には驚かされたが,全体としては荒れても中波乱止まりとなっている。
クラス別は連対14頭中12頭が前走重賞から参戦し,2頭は条件戦だった。
ステップは01年に創設されたJBCクラシック組が,翌年から5年連続の6連対と抜群の成績。武蔵野S組(3連対)と南部杯組(2連対)が続いている。
年齢別は3??7歳上馬が,18,29,29,21,13頭出走して,3,2,6,3,0連対。連対率は順に17%,7%,21%,14 %,0%。連対数,率でトップの5歳馬が中心だが,勝ち馬を3頭出している伸び盛りの3歳世代も警戒したい。
◎…芝からダートに路線変更してきたフサイチホウオーを狙い撃ちにする。前走の菊花賞は思うように末脚が切れずに0秒7差の8着。デビューから4連勝した素質馬の復活は見られなかったが,G1級の能力を秘めていることは間違いない。新天地での大駆けに期待した。
○…休み明けのJBCクラシックでヴァーミリアンは,2着を4馬身ちぎって圧勝した。中距離以上のダートが得意で,3走前にも2100Mの川崎記念を快勝している。休養明けで激走した前走の反動がでなければ,楽勝しても不思議はない。
▲…ドラゴンファイヤーは500万下から重賞まで一気に4連勝。昨年5連勝で勝利したアロンダイトを思い出させる勢いを見せている。ひと息入ったがこれから伸びる3歳馬。直線長い東京コースで末脚にさらに磨きがかかる。
△1…サンライズバッカスは春にこの舞台でフェブラリーSを制覇している。前走のJBCクラシックで3着に敗れたが,今回はたたき3戦目で状態はピーク。距離実績はないが,鞍上の安藤勝は今年G1レース6勝で年間最多勝記録にあと1勝。乗れてるジョッキーの勢いも魅力だ。
△2…フリオーソは2走前に統一G1ジャパンダートダービー勝って世代の頂点に立った。前走のJBCクラシックは3カ月半ぶりで,やや急仕上げだったがヴァーミリアンの2着に健闘した。昨年のNARグランプリ2歳最優秀馬の底力は軽視できない。
△3…外国馬ではスチューデントカウンシルの勢いを買いたい。8月にG1,9月にG2と連勝して来日。成績からは2000M前後の距離がベストと見られ,米国馬は日本の軽いダートで好走する傾向もある。人気はないが大駆けを警戒したい。