過去10年,連対馬は1??7,12??10,7??10,3??9,2??3,3??1,7??1,2??8,3??14,1??2番人気の組み合わせで決着した(02年は中山開催)。1??3番人気は4,3,4連対とまずまずの成績だが,7??14番人気の人気薄からも9連対。ハンデ戦らしく伏兵馬の活躍が目立っている。
馬連は
3けた配当………1回
1000円台……2回
3000円台……2回(97年の枠連含む)
4000円台……1回
7000円台……1回
9000円台……1回
万 馬 券………2回
7000円以上の波乱決着が4回。穴党には楽しみな一戦だ。
連対馬の前走は重賞組10頭,オープン特別1頭,条件組9頭。オープン組は2けた着順からでも巻き返しているが,条件組は前走3着以内が連対への条件となっている。路線別は京都大賞典組が目下4連勝中(6連対)と,G2の貫禄を見せている。
トップハンデ馬は延べ11頭が出走して,1勝,2着1回の成績。ハンデ頭は大苦戦している。一方,軽量馬(53キロ以下)の連対はここ2年ないが,97??04年の8年間は毎年連対。軽ハンデ馬にも警戒を払いたい。
年齢別は3??7歳上馬が,18,29,39,33,22頭出走して,それぞれ5,5,8,2,0連対。3??5馬の争いとなっている。
◎…チェストウイングはインフルエンザ騒動で帰きゅうが遅れ,やや急仕上げで臨んだオールカマーで4着。勝負どころで少し置かれたが,秋始動のレースを無難にこなした。4カ月ぶりをたたいての3キロ減。東京5勝の左回り巧者が重賞初Vを果たす。
○…ネヴァブションもインフルエンザ騒動で帰きゅうが遅れた1頭。オールカマーは仕上がり途上で,直線伸びを欠いて6着に敗れた。春に3連勝でG2の日経賞を制した実力馬。たたき2戦目の今度は本領発揮だ。
▲…アドマイヤジュピタは前走の1000万下で,2着以下を5馬身ちぎった。まだ,準オープンの身だが,3歳時には世代トップ級と好勝負を繰り広げていた素質馬。57キロから54キロへの減量で鋭さアップなら重賞制覇も十分ある。
△1…2走前の京都大賞典でダンスアジョイは0秒3差の4着。格上戦で一線級を相手に大健闘した。続く,自己条件の準オープンでは頭差の3着に敗れたが,ハンデ戦なら出番があってもおかしくない。
△2…前年の覇者トウショウナイトは秋初戦の京都大賞典で4馬身差の8着。休み明けで,瞬発力勝負では分が悪かった。長距離延長は好材料で,2500M戦は,3勝,2着2回の実績。トップハンデ58キロは楽ではないが,互角の能力を秘めている。
△3…ダークメッセージは2走前のオールカマーで11着。休養明け,格上挑戦,さらにスローの流れと悪条件が重なった。まだ準オープンの身だが,重賞に挑戦して再三好走。春の天皇賞でも0秒7差に健闘している。直線の長い東京コースで大駆けがあっても驚けない。