過去10年,連対馬は2??1,6??4,4??12,1??2,4??1,3??2,1??5,1??13,14??1,4??7番人気の組み合わせで決まった(02年は中山競馬)。1??3番人気は6,3,1連対。上位人気の信頼度は低くく,代わりに6番人気以下が5頭(2けた人気馬3頭を含む)連対している。
馬連は
3けた配当………2回
1000円台……2回
2000円台……1回
4000円台……1回
8000円台……1回
万 馬 券………3回
98,99年に馬連で連続万馬券が出て波乱となったが,その後は堅い決着が続いた。しかし,ここ3年は2けた人気などの伏兵馬が連に食い込み,再び荒れる傾向を見せている。
ステップは京都大賞典組が7連対でトップ。2連対の宝塚記念,毎日王冠,オールカマー組などの順。ただ,2走前でみると,連対馬20頭中10頭が宝塚記念組。「ぶっつけ挑戦」では2連対と分が悪いが,夏以降に1走した馬が好成績を挙げている。
年齢別は3??7歳上馬が13,51,56,25,16頭出走して,2,9,7,1,1連対。連対率はそれぞれ15.4%,17.6%,12.5%,4.0%,6.3%。ここまでは3,4,5歳世代の争いとなっている。
◎…本命に推したポップロックは,G1ではメルボルンCと有馬記念で2着の実力。前走の京都大賞典ではクビ差2着に敗れたが,秋の盾に向けて上々のスタートを切った。東京コースは2戦2勝と得意で,鞍上のペリエ騎手は03,04年と天皇賞(秋)連覇を遂げた名手。人馬一体でG1初制覇を果たすチャンスだ。
○…ハイペースの毎日王冠を2番手から追走したダイワメジャーは1馬身半差の3着。3カ月半ぶりでも折り合い,直線で一瞬抜け出す構えを見せた。久々の分,ラスト伸び切れなかったが,G1レース4勝馬の意地を見せた。たたいた上積みは大きく,あっさり勝たれてもおかしくない。
▲…アグネスアークは前走の毎日王冠で中団待機。直線を向くと外から鋭く伸びて2着に食い込んだ。内から馬群を割って差し切ったチョウサンには,コース取りの差で1馬身差及ばなかった。実績では一歩譲るが,夏を越してメキメキ力をつけた今なら好勝負が期待できる。
△1…チョウサンは毎日王冠をレコードで圧勝。3歳時のたんぱ賞以来の重賞挑戦で,G2を見事に勝ち取った。速い流れで脚をタメめれたという展開の利も大きかったが,地力アップしていることも確か。激走の疲れが出なければ上位争いに加われる。
△2…メイショウサムソンは宝塚記念で半馬身差の2着。早め先頭に立った分差し込まれた。クラシック2冠と春の天皇賞を並み離れた勝負根性で制覇した。4カ月ぶりの「ぶっつけ」は気になるが,力を出し切れば春夏連覇があっても驚けない。
△3…アドマイヤムーンはたたき合いの末に宝塚記念を差し切った。昨年,香港Cでハナ差の2着,今年ドバイデューティフリーで1着。実績に文句はないが,メイショウサムソンと同様に宝塚記念からの「ぶっつけ」。このパターンで過去10年で連対したのはわずか2頭。データから評価を下げざるをえない。