芝1400Mで行なわれた02,04??06年の4回のレースで傾向を見みたい(02,04年はハンデ戦)。
レースは14,16,12,13頭立て。連対馬は1??5,5??4,4??2,1??3番人気の組み合わせで決着した。上位人気の成績はぱっとしないが,極端な人気薄馬の台頭もなく,連対馬8頭はすべて5番人気以内。馬連は1420円,3090円,1600円,1300円。3けた配当は見られないが比較的平穏に収まっている。
連対馬8頭の内,7頭の前走は準オープンで,距離は芝1200??1600M。路線別は初富士S組が4連対と相性がよく,その時の成績は4,4,3,3着だった。
年齢別は4??7歳上馬が18,11,14,12頭出走して,それぞれ0,4,3,1連対。連対数,率で5歳馬が世代をリードしている。牡馬は42頭出走して7連対,牝馬が13頭で1連対。牝馬は苦戦している。関東馬VS関西馬は43頭と12頭で争い,8対0。関東馬が強い。
◎…前走ジョウノオーロラは内で脚をじっくりとためて直線へ。鞍上がゴーサインを出すと一気に弾けて後続を2馬身突き放した。4勝を1200??1400Mで上げている短距離巧者。昇級初戦でも末脚を存分に発揮できる東京コースなら能力は互角だ。
○…ペニーホイッスルは道中後方2番手を追走。手応え十分で直線でインを突いたが,前が壁になりラスト150Mまで追えず。完全に脚を余して3着に敗れた。2勝を挙げている1200Mがベストだが,決め手を生かせる東京コースなら1400Mでも勝ち負けになる。
▲…東京の芝1400Mでアポロノサトリは5戦して,3勝,2着1回。前走は痛恨の出遅れとなったが,上がり3ハロン33秒5の豪脚で2馬身半差まで追い込んだ。スタートさえ決めれば上位2頭を逆転できる決め手を備えている。
△1…ゴッドスマイルユーは2走前の1000万下を快勝し,昇級戦の前走石清水Sで半馬身差の2着に健闘した上がり馬。初の東京コースが心配だが,2走前の中京で左回りを経験済み。全3勝を挙げている短距離戦なら出番もある。
△2…タケショウレジーナは約2カ月半ぶりの実戦となるが,休養前にこの1600万下で,0秒5,0秒2差に善戦していた。1200Mがベストだが,この1400Mでも1勝した実績がある。苦戦中の牝馬でも軽視はできない。
△3…穴を出せばルタンティールか。前走の新春Sで馬群を割ってしぶとく5着と掲示板を確保。時計を要する馬場が味方したとしても現級にメドを立てた。汗をかかない時期でなかなか馬体を絞れ切れないが,大駆けしても驚けないパワーを秘めている。