ダートで行なわれた98年を除く過去9回,連対馬は1??3,10??13,4??6,1??3,1??7,3??5,4??1,1??5,2??1番人気の組み合わせで決着した。99年に2けた人気馬同士のワンツーで決まり,馬連11万4650円の大万馬券が飛び出し,翌年も4920円とやや荒れたものの,残る7回は3けた配当4回と1000??2000円台3回。基本的には平穏傾向にある。
連対馬の前走は重賞11頭,オープン特別3頭,500万下4頭。そこでの成績は1??3着馬が7,5,2頭と4着3頭,6着1頭。連対馬の8割弱が前走馬券対象で,掲示板を外したのはわずか1頭だけ。クラスに関係なく前走で走好していることが必要だ。
路線別は朝日杯FS,ラジオNIKKEI杯2歳S,京成杯組がそれぞれ3連対。重賞組が幅を利かせているが,500万下からも4頭が連に絡んでいる。
キャリアは4戦馬が7連対でトップ。次いで3連対で3,5,7戦馬が続いている。なお,1,2戦馬の連対はなく,キャリアの浅い馬は苦戦中。ディープインパクトの半弟ニュービギニングには嫌なデータになる。距離別では連対18頭中,15頭に1600M以上での連対実績があった。
◎…ダイレクトキャッチはデビュー戦で4億9000万円のザサンデーフサイチやピサノデイラニ(シンボリクリスエスの半弟)を下して勝ち上がった。2走前のホープフルSは出遅れて6着,前走の京成杯も流れが向かずに5着に敗れたが,新馬で見せた上がり33秒4の末脚は間違いなく重賞級。直線の長い東京が舞台なら重賞初制覇のチャンスは十分にある
○…フサイチホウオーは新馬,東京スポーツ杯2歳S,ラジオNIKKEI杯2歳Sと3連勝した。まだ荒削りで内にヨレるなどの不安も同居するが,底を見せていないのは魅力。東京の1800Mを経験している強みもあり,無傷で皐月賞に駒を進めても不思議はない。
▲…フライングアップルは東京スポーツ杯2歳Sでフサイチホウオーに半馬身差の2着に敗れたが,朝日杯FSを制覇したドリームジャーニーにはハナ差先着した。2カ月ぶりの実戦になるが,能力は互角。強豪と戦ってきた経験を生かせば初タイトルをゲットできる。
△1…ニュービギニングは新馬戦で好位に折り合い,前走ホープフルSでは一転,最後方から豪快に差し切って見せた。初コース,初重賞と条件は厳しいが,なんといってもディープインパクトの半弟。勝ってクラシック戦線へ名乗りを挙げる可能性は十分ある。
△2…船橋所属のフリオーソが中央に殴り込みをかけてきた。統一G1の全日本2歳優駿で2着以下の追撃を一蹴して堂々と勝利を挙げた。重心の低い走法から芝も合いそうで,好位で立ち回れるレースぶりから素質も感じる。4戦して,3勝2着1回。勢いも警戒したい。