「サマー2000シリーズ」の第4戦。
新装オープンして左回りで行なわれた過去6回,連対馬は1??3,2??1,3??7,3??1,3??5,6??4番人気の組み合わせで決着した。
馬連は3けた配当1回,1000??3000円台4回,5000円台1回。連対馬が7番人気以内に限定されているため,ハンデ戦でも比較的平穏に収まっている。
連対馬の前走は重賞組9頭,1600万下組と1000万下組を合わせて3頭。条件組の3頭は前走いずれも1着だったが,重賞組は2けた着順からでも巻き返しが可能となっている。
ステップは函館記念(G3)組,北九州記念(G3)組,佐渡特別(1000万下)組がそれぞれ2連対しているが,強調材料にはならない。
年齢別は3??7歳上馬が2,15,19,26,25頭出走して,各0,4,5,3,0連対。連対数で5歳馬が一歩リードしている。
性別では,牡馬が77頭で9連対(11.7%),牝馬は10頭で3連対(30.0%)。牝馬は連対数で牡馬に見劣るものの,連対率で逆転している。
トップハンデ馬の成績は,4,7,13,8,(3,6),(3,11)着。ここまでハンデ頭で連対した馬は1頭もいない。
◎…前走のフェイトトリックスは好ダッシュを決めて好位へ。3コーナーでいったん後退したが,直線で盛り返して0秒1差3着。復帰戦で上々の走り前を見せた。3走前の冬至Sでは,後のG2勝ちマツリダゴッホを退けた力量馬。重賞初制覇のチャンスだ。
○…ダイイチアトムは前走の信濃川特別で馬群をさばいて圧勝。改めて地力上位を見せつけた。1000万下を勝ったばかりだが,2000Mでは7戦して(2・2・2・1)と,この距離に絶対の自信を持っている。ハンデ52キロを生かし切ればV争いは必至。
▲…ニシノナースコールは2走前に8カ月ぶりの関越Sで3着。久々のダート,馬体18キロ増でもラストまでしっかりと伸びた。前走の凡走は休養明け好走の反動が出たようだ。距離2000Mに問題はなく,たたき3戦目で巻き返す。
△1…アドマイヤモナークは6勝すべてを2000M以上で挙げている。前走の七夕賞は小回りが不安材料だったが,4コーナー最後方から末脚を爆発させて0秒2差の2着。追い込みタイプで展開に注文がつくが,直線の長い新潟は合う。
△2…ユメノシルシはダートから芝に路線変更して,1,2,1,15,1,3着。2けた敗退した天皇賞(春)を除くと,オープンで堂々の成績を残している。ここ2戦は従来の先行から抑える競馬に脚質転換して,しぶとく追い込んでいる。混戦になれば出番はある。
△3…トップガンジョーは昨年,エプソムC,新潟記念と連勝。直線の長い左回りコースが得意で,東京,新潟では9戦して(5・2・1・1)。1年ぶりの実戦で評価を下げたが,すんなり勝てる能力を秘めている。