過去10年,1番人気は4連対と不振で,代わりに6番人気以下から8頭が連に絡んでいる。
馬連配当は1000円台3回,2000円台2回,4000,5000,6000円各1回と万馬券2回。3けた配当で収まったことはなく,ハンデ戦らしく難解な一戦となっている。
連対馬の前走は重賞組12頭(G1=5頭,G2=1頭,G3=6頭),オープン特別組4頭,1600万下以下組4頭。条件組は前走いずれも1着だったが,オープン組は成績に関係なく巻き返している。路線別はエプソムC組が5連対と好相性を示し,ここ4年連続で3着以内に入る活躍を見せている。
年齢別は4??8歳上馬が3,5,4,8,0連対。7歳馬が他世代を圧倒している。
トップハンデは10年で4連対だが,最近4年では3連対。ハンデ頭は軽視できない。
◎…サンバレンティンはエプソムCで8着。久々の影響か勝負どころで置かれたが,直線0秒6差まで盛り返した。全7勝中6勝を平坦・小回りで挙げ,福島コースも2戦2勝。福島記念に続く重賞V2のチャンスだ。
○…ヴィータローザは追い込み一辺倒だったが,ここ2戦好位から差して3,4着。積極的な競馬に出て成績が安定した。前走は10キロ増でラストの伸びを欠いたが,重賞3勝の実績はここでナンバーワン。斤量57キロも背負い慣れている。
▲…ニホンピロキースは前走の金鯱賞を逃げて5着。直線一杯になったが,芝2000Mで1分57秒7の走破タイムは速い。2番手からでも競馬はできるが,あのスピード(1000Mを57秒6)は福島でも脅威になる。前走から3キロ減のハンデ54キロも有利だ。
△1…アドマイヤモナークは今年G2以上の3戦で大崩れしていない。前走の目黒記念でも直線鋭く追い上げてポップロックの4着と善戦。ローカル競馬のG3ハンデ戦なら軽視はできず,鞍上も魅力だ。
△2…先行競馬が定着していたユメノシルシが,前走では後方から鮮やかな追い込みを決めた。相手は威張れるほどではなかったが,脚質に幅が出てデキも今がピークの感。強敵相手にハンデ56キロは楽ではないが,流れに乗れば首位争いに食い込める。
△3…前走のフォルテベリーニはスタートを決めれず位置取りが悪くなった。ひと息入ったが,鉄砲は2戦2勝の実績で,福島も2戦して500万勝ち,福島記念2着と得意。人気薄でもマークしたい。