過去10年,連対馬は3??6,4??2,4??3,4??10,6??8,8??4,2??10,1??3,1??9,5??2番人気の組み合わせで決まった(00年は東京競馬,06年はハンデ戦)。1??3番人気は計8連対と元気がなく,代わりに6番人気以下から7頭が連対している。
馬連配当は,
3けた…1回
1000円台…1回
2000円台…3回
4000円台…2回
6000円台…1回
万馬券…2回
ハンデ戦で行われた昨年は馬連2130円で堅く収まったが,3着に12番人気が食い込み,3連複が1万6100円,3連単は9万5770円と荒れた。伏兵馬の台頭には十分警戒したい。
連対馬のクラス別は500下組9頭,1000万下組3頭,オープン特別組3頭,重賞組5頭。かつては“残念ダービー”といわれ実績馬が活躍する舞台だったが,最近は上がり馬が台頭するレースとなっている。ステップは多岐にわたり強調できる路線はない。
牡馬は124頭出走して19連対,牝馬が19頭で1連対。牡馬が牝馬を圧倒しているが,3着までで見てみると26対4。複勝率ではほぼ互角となっている。
◎…イクスキューズは好スタートを切ったNHKマイルCで17着。前半掛かって,非力な牝馬に力の要る馬場も合わなかったようだ。福島の芝1800Mは新馬で7馬身ちぎった舞台。折り合ってスムーズな競馬なら突き抜ける末脚を秘めている。
○…クランエンブレムは今回と同舞台の福島市制施行100周年記念で古馬を一蹴して,1分46秒0の好タイム勝ち。過去10年のラジオNIKKEI賞でこのタイムを上回ったのは98年のビワタケヒデ1頭だけ。机上の計算になるが,前走だけ走れば3連勝で重賞初制覇できる。
▲…エーシンダードマンは昇級戦の前走で2着以下を2馬身半突き放した。新潟,東京と左回りの広い馬場で連勝してきたが,今回は右回りの小回りコース。器用さを見せればチャンスはある。
△1…ガルヴァニックは8カ月ぶりの前走で,直線,外から鋭く伸びて後続と2馬身差。デビュー勝ちした素質馬の地力を見せた。キャリアまだ3戦。末脚を行かせる流れになれば上位争いに加われる。
△2…ムラマサノヨートーは2走前のNHKマイルCで,強烈な末脚で1馬身差の3着と健闘した。前走は目に見えないG1の疲れがあったか,7着に敗れた。全幅の信頼は置けないが,はまったときの末脚は強烈だ。
△3…ロックドゥカンブは新馬戦を好位から抜け出し,500万特別は直線だけで豪快に差し切った。2戦2勝で,まだ底を見せていないが,一線級とは初対戦で力関係が微妙。今回は押さえとしたい。