今年4回目を迎える。過去3回,1??3着に2??10??5,8(3着同着),1??14??4,7??5??6番人気の順でゴールした。2,1番人気と勝っているが,ヒモに2けたの人気薄が絡んで,馬連は1万170円,1万7770円の万馬券決着。昨年も上位人気の総崩れで7320円の高配当となった。また,馬単,3連複,3連単はすべて万馬券で,2回の3連単は28万,19万馬券と荒れに荒れている。
連対馬の前走は5頭が重賞で,1頭が1000万下。勝ち馬3頭はすべて前走の連対馬で,2着馬は2頭が2けた人気からの巻き返し組。活躍馬は両極端な傾向を見せている。路線別は中山牝馬S組と阪神牝馬S組から各2連対。牝馬重賞をステップにした馬が好成績を挙げている。
年齢別は4??7歳上馬が25,17,4,2頭出走して,4,2,0,0連対。ここまでは6歳以上馬の連対はない。関東馬VS関西馬は25頭と23頭で戦い,3対3。東西間格差は見られない。
◎…休養明けの前走でヤマニンメルベイユは強豪相手にハナを奪って,タイム差なしの3着に逃げ粘った。ここも同型馬不在。小回りを利してスピードで押し切るシーンは十分にある。
○…サンレイジャスパーは中山牝馬Sで出遅れたが,直線外から伸びて0秒4差の6着。重賞勝ちはないが,3回の2着はハナ,クビ,クビ差の惜敗だった。初コースは気になるが,仕掛けひとつで初重賞Vが期待できる。
▲…アルーリングボイスは2歳時に重賞2勝を含めて4連勝し,桜花賞7着。今回は1年の長期休養明けとなるが,2,3歳時の実績からいきなり大駆けがあって不思議はない。
△1…コスモマーベラスは1600万下,オープン特別を連勝して,前走の愛知杯でも2着。牝馬同士ならトップクラスの実力を備えている。4カ月ぶりで評価を下げたが,首位争いに絡んできてもおかしくはない。
△2…前走ニシノフジムスメは不利を受けて11着に凡走したが,昨年の春に忘れな草賞を勝って,オークス5着の力量馬。広い東京が理想だが,ローカル男・中舘騎乗なら警戒が必要だ。
△3…ロフティーエイムは昨年の覇者で,福島記念4着のコース巧者。ここ1年間勝ち星がなく不振にあえいでいるが,平坦小回りではひと頑張りが利く。前走準オープン6着には首をかしげざるを得ないが,ノーマークは危険か。