「サマー2000シリーズ」の第2戦。97年に札幌と函館の開催が入れ替わり,別定からハンデ戦に変更された。その後,00年に日程が3週繰り下がったが,ここでは過去10年のデータでレース傾向を見てみたい。
連対馬は2??14,9??5,6??10,14??7,9??14,4??3,1??11,2??1,6??2,1??2番人気の組み合わせで決まった。
馬連配当は
3けた……………2回
2000円台……1回
3000円台……1回
8000円台……1回
万馬券……………5回
97??01年は1??3番人気が全く不振で,馬連は5年連続で万馬券決着となった。しかし,その後は人気馬が期待に応えて,馬連最高は03年の8750円。以前は荒れるハンデ戦で有名だったが,昨年1,2,3番人気の順で決まるなど,最近は実績馬優位の傾向を見せている。
連対馬の前走は重賞組が7頭,オープン特別組11頭,条件組2頭。条件組は苦戦している。ステップは9連対の巴賞組が他路線を圧倒。その時の成績は9,9,7,8,3,6,1,2,2着と,前走着順に関係なく巻き返している。なお,この組はここ6年に絞ると,04年以外は毎年連対馬を送り込み,連対12頭中7頭を占めている。
年齢別は3??7歳上馬が2,27,52,35,35頭出走して,それぞれ0,4,11,4,1連対。連対率は順に0.0%,14.8%,21.2%,11.4%,2.9%。連対数,率で世代をリードしている5歳馬は,00年から7年連続連対中で,しかもこの5年間は3着以内に必ず2??3頭が食い込む活躍を見せている。
性別は牡馬が137頭で17連対,牝馬は14頭で3連対。連対率はそれぞれ12.4%と21.4%。牝馬は連対率で優秀だが,98年に優勝して以降,この8年で牝馬の連対は04年のファインモーションの2着だけ。一般的には静観するのが正解だろう。
連対馬のハンデは(56,52)キロ,(53,56)キロ,(50,55)キロ,(52,52)キロ,(56,55)キロ,(55,57)キロ,(58,54)キロ,(55,57)キロ,(55,54)キロ,(56,57)キロで決着。斤量54??57キロに連対馬の7割(14頭)が集中している。なお,トップハンデ馬は10頭出走して,2勝,4着以下8頭。ハンデ頭はアテにできない。
古馬に敢然と挑戦するナムラマースで勝負する。ダービーは前残りの展開に泣き8着に敗れたが,3着とは0秒3差。3歳世代ではトップ級の能力を備えている。重賞2勝の実績があり,軽量53キロなら十分V争いになる。馬単は1←→9,1←→6,1←→3,1←→2。3連単は1←→9から6,3,2と,1←→6から9,3,2への3着流し。