インフルエンザ騒動で2週遅れで行われる「サマー2000シリーズ」の最終第5戦。
過去10年,連対馬は1??4,1??2,1??2,8??2,2??5,2??10,2??1,1??2,9??12,1??9番人気の組み合わせで決着した。
馬連は3けた配当が4回,1000??4000円台4回,万馬券2回。1,2番人気の活躍で大半は平穏に収まっているが,万馬券も2度出ている。
連対馬の前走はG1組が6頭,G2組2頭,G3組9頭,オープン特別組3頭。オープン特別組は前走3着以内だったが,重賞組は着順に関係なく反撃に転じている。
ステップは函館記念組が最多の6連対。2連対でクイーンS組とダービー組が続いている。
年齢別は3??7歳馬が8,27,44,27,17頭が出走して,3,6,8,2,1連対。連対数で5歳馬がトップに立っているが,率では3歳馬が1位となっている。
性別は牡馬が101頭出走して12連対(連対率11.5%),牝馬は19頭で8連対(同42.1%)。牝馬の連対率に注目したい。
◎……ディアチャンスはマーメイドSを鮮やかに差し切り,続くクイーンSで3着。重賞連覇はならなかったが,前走はレースNo.1の上がりで迫った。牡馬相手になるが,末脚は互角以上だ。
○……サクラメガワンダーは前走の函館記念は勝負どころで位置取りが悪く,直線の追い出しのタイミングも遅れた。結果3着に敗れたがゴール前の伸びは一番。力を出し切れば首位争いになる。
▲……フサイチパンドラはディアチャンス同様に前走のクイーンSでスローに泣いた。叩き2戦目,インフルエンザ騒動でレース間隔が開いたのも好材料。末脚を生かせる流れになればチャンスはある。
△1……アドマイヤモナークは新潟記念(G3)で1番人気に推されたが直線で伸び切れず6着。1カ月半ぶりの実戦が響いたか。いい決め手を持っているし,このメンバーならヒケをとらない。
△2……アドマイヤフジはダービーと宝塚記念で4着の実績馬。函館記念は楽に好位につけて直線を向いたが,末が甘くなって4着に終わった。楽な競馬で失速した前走に不満は残るが,勝ち負けできる能力を秘めている。
△3……サンバレンティンは前走の七夕賞で2個目のタイトルを獲得した。ローカル重賞勝ちで人気はいまいちだが,はまったときの末脚は一級品。3着以内でシリーズ逆転優勝(ボーナス5000万円)の目もあり,大駆けに警戒したい。