過去5年の連対馬は2??7,13??2,11??3,3??7,1??4番人気のワンツーで決まった。1番人気は不振だが,2,3番人気馬がこれをカバーして,上位3番人気がそろって連から消えたことはない。しかし,馬連は2070円,1万1270円,9660円,5180円,1280円。ハンデらしく波乱含みとなっている。
連対馬の前走は重賞組3連対(7,9,9着),オープン特別組3連対(3,10,8着),準オープン組4連対(1,2,1,1着)。準オープン組は前走連対していることが条件だが,オープン組は着順に関係ない。連対馬10頭はすべて別路線から連対。年齢別は4??7歳上馬が15,13,26,25頭出走して,3,1,6,0連対。6歳馬が他世代を抑えトップに立っている。関東馬は8頭出走して1連対,関西馬は71頭で9連対。関東馬はわずか1連対だが,率はほぼ互角となっている。トップハンデ馬は7頭出走して,13,11,5,(4,5,6),1着。昨年,57.5キロのメイショウカイドウが優勝しているが,7頭で1連対では信頼度は低い。
◎…前走ツルマルヨカニセは道中の手応えは良かったが,勝負どころで脚色が鈍り6着。3000Mは長すぎた。小倉は4勝,2着3回,3着2回と,9戦すべて馬券に絡み,距離もベストの1800M変わる。念願の重賞初Vのチャンスだ。
○…相手は4歳馬のエイシンドーバー。3連勝の勢いで挑んだ京都金杯で4位に入線したものの,直線の進路妨害で12着降着になった。ふらついて他馬に迷惑をかけたが,走破時計は勝ち馬と同タイム。まだ,底を見せていない魅力は大きい。
▲…単穴にトップガンジョーを抜擢する。1800M戦はスプリングS3着,ラジオたんぱ賞5着。前走の中日新聞杯でも後方から追い込んで0秒3差に迫った。2カ月と少し間隔は開いたが,得意の距離で54キロのハンデなら好勝負になる。
△…実績では昨年小倉の古馬重賞を3連覇したメイショウカイドウが抜けている。今回勝てば小倉競馬で重賞5連勝の快挙となる。ただ,今回は3カ月ぶりで,ハンデもトップの59キロ。切れ味勝負型だけに直線のたたき合いに影響が出そうだ。
△…アサカディフィートは中山金杯でハナ差の2着。8歳馬で57.5キロを背負うのは厳しいが,昨秋からずっと好調をキープしている。小倉は3戦して2着が2回あり,1800M戦にも2勝の実績がある。前が止まる流れになれば食い込める。
△…ビッグゴールドは前走万葉Sで逃げて5着と敗れたが,昨年の天皇賞(春)では58キロで2着に健闘した。ジャパンCではさすがに自分のペースで運べなかったが,単騎逃げに持ち込むとしぶとい粘りを発揮する。