2006年4月9日(日)

11R
2006年4月9日(日)
阪神
15:40発走

桜花賞 GI

芝・右 1600m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン 牝 (指定) 定量 本賞金:8900、3600、2200、1300、890万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ユメノオーラ
1 2 アサヒライジング
2 3 ラッシュライフ
2 4 ダイワパッション
3 5 テイエムプリキュア
3 6 グレイスティアラ
4 7 エイシンアモーレ
4 8 アドマイヤキッス
5 9 アイアムエンジェル
5 10 アルーリングボイス
6 11 ウエスタンビーナス
6 12 コイウタ
7 13 ミッキーコマンド
7 14 キストゥヘヴン
7 15 ウインシンシア
8 16 シェルズレイ
8 17 フサイチパンドラ
8 18 タッチザピーク

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 8=17 8=12 8-1 8-5 17=12
綾恵 16=5 16=8 16-3 16-17 5=8
山田 4=8 4=14 4=16 8=14 8=16 14=16
たま 5=12 5=17 5=4 5=8 5=14

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はアドマイヤキッス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.36.5
未勝利脱出まで3戦を要したのは,ダイヤモンドヘッド,サクラメガワンダーらと好勝負を演じたデビュー戦を筆頭に,強力牡馬と戦っていたため。牝馬同士の戦いにおいては,一気の格上挑戦かつ6カ月ぶりの不利を跳ね除け,着差以上の強さで快勝してみせた前走のチューリップ賞(G3)の成績からも分かるように屈指の実力。今回,多少間隔は開いたものの,中間の動きを見るに叩いた上積みで状態面がアップ。前走と全くの同条件となる2戦1勝2着1回とパーフェクトな戦績を残すこの舞台なら,3連勝で戴冠の期待は十分だ。

対抗はフサイチパンドラ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.35.1
前走のフラワーC(G3)は2着に敗れたものの,差し有利の展開に泣いただけ。イレ込みながらハイペースの先団へ付けて0秒2差は相当の地力がなければできない芸当である。自己条件で結果を出せずにいたようにムラ駆けタイプなのは確かも,わずかキャリア1戦で挑んだ阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で3着しており実力自体はG1クラス。ここも発馬してみないと分からない点は否定できないが,当馬が持てるポテンシャルを遺憾なく発揮できさえすれば,本命馬を脅かす存在なのは明らかである。

単穴はコイウタ。

実績:
距離・コース:
順調度:
稍・1.35.3
3走前の阪神ジュベナイルフィリーズこそ荒れ馬場が影響し6着に敗れたが,その後は菜の花賞,クイーンC(G1)と2連勝。近況と比べここは一気の相手強化となるが,京王杯2歳S(G2)で牡馬相手にハナ+ハナ差の3着した実力は,近2走の実績も併せて考えると,明らかに3歳牝馬トップクラス。大きく崩れない自在性があり,引き続き状態も良いだけに,流れさえ向けば3走前のリベンジまであってよいだろう。

抑えはテイエムプリキュア。穴はユメノオーラ。

今週のワンポイントアドバイス

2歳女王が反撃,テイエムプリキュア


牝馬のクラシック第1弾は桜花賞。今年は絶対的な存在がいない混戦で,先週のダービー卿チャレンジTのような125万超の大万馬券が飛び出してもおかしくない。過去10年のレースで傾向を見てみたい。

1??3番人気は4,4,1連対。上位人気はお世辞にもほめられる成績ではなく,代わりに6番人気以下から6頭が連に絡んでいる。伏兵馬の健闘で馬連は2度万馬券決着となり,8010円や9210円の高配当も出ている。

連対馬20頭中15頭が前走トライアル戦から出走。内訳はチューリップ賞組が8連対,フィリーズレビュー組5連対,アネモネS組2連対。別路線組ではフラワーC組2連対,阪神3歳牝馬S(現阪神ジュベナイルF),クイーンC,500万下組が各1連対となっている。20頭中18頭までが前走4着以内。前哨戦で掲示板を外した馬は苦戦している。

優勝馬10頭のうち中8頭がキャリア3??5戦で,連対馬の20頭中18頭が3??7戦。馬単の軸は5戦以内で,馬連なら7戦以内が理想だ。

関東馬は51頭出走して3連対。関西馬が128頭で17連対。関西馬が関東馬を一蹴しているが,今年の関東馬は例年にない活躍を見せている。ダイワパッションがフィリーズレビューを勝ち,アネモネSはアサヒライジングとグレイスティアラで1,2着を決めた。さらに収得金順位ではアルーリングボイスについでコイウタが第2位と,西下する関東勢4頭は強力だ。

阪神の芝1600Mは「外枠不利」といわれている。そこで,18頭(03年は17頭)で行われた過去10回を1??9番枠と10??18番枠の内枠と外枠に分けて見たところ,1着馬は6対4で,2着馬が2対8。連対数に直すと8対12となり,意外にも外枠が優秀な成績を収めている。「外枠不利」という“定説”はここでは当てはまらない。

◎…前走チューリップ賞4着でテイエムプリキュアは連勝が3でストップした。3カ月ぶり,突然の手替わり(熊沢→上村騎手),道中で馬群に包まれる窮屈な競馬と悪条件が重なったが,直線,2歳女王の意地を見せて0秒6差まで迫った。先週,今週と調教で2週連続で1番時計をマーク。一度使われた上積みも大きく,頂点を射止める確率は高い。

○…コイウタは1600Mの菜の花賞とクイーンCを連勝中で,目下絶好調のデキ。力でねじ伏せるような強さはないが,センスのいい競馬で4勝を挙げてきた。陣営はデリケートな牝馬の体調を考慮して,早々に栗東に入り(3月23日)。万全を期して桜の女王を目指す。

▲…フラワーCでフサイチパンドラは1000Mを59秒3で通過。自ら作ったきついペースで2着に粘った。キストゥヘヴンには1馬身半遅れたが,レース内容は「負けて強し」で,全く悲観するものではない。キャリア2戦の阪神ジュベナイルFで2馬身差3着。G1級の能力を秘めている。

△1…ダイワパッションは4連勝でフィリーズレビューを快勝した。スッと好位に付けれるスピードと好センスの競馬で,とんとん拍子で短距離戦を勝ち進んできた。前走で長距離輸送を克服し,阪神コースを経験している強みはあるが,今回は初のマイル戦。一線級相手の頂点レースだけに楽な戦いになるとは思えず,連下に狙いを下げた。

△2…キストゥヘヴンは格上挑戦の前走で好位から抜け出して,直線で鮮やかに差し切った。ダート2戦はいずれも2着だったが,芝に変わって素質が一気に開花した。ここ2年フラワーCの優勝馬は連続連対しているが,418キロの小柄な馬体でハードなローテーションは気になる材料。抑え評価が妥当か。

△3…アドマイヤキッスは6か月ぶりを感じさせない力走でチューリップ賞を制覇した。休養明けで18キロ増,外々を回るロスを克服してVはお見事。ただ,勝ちタイムの1分36秒5は遅く,2着のシェルズレイともクビ差。たたいた上積みを見込んでも首位争いは厳しいと見た。

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