過去10年で1番人気は7勝,2着3回。連対率100%と堂々の成績を挙げている。また,2番人気も2勝,2着5回と好調で,1,2番人気の決着が7回ある。馬連は6,7番人気が絡んだ年に3770円,4020円とやや荒れたが,8回は3けた配当で,それもすべて500円以内。高配当は望めない。
ステップは有馬記念組が6連対,京都記念組4連対,ダイヤモンドS組2連対。年齢別は4??7歳上馬が39,36,17,9頭で争い,11,7,2,0連対。7歳以上の高齢馬は苦戦している。関東馬VS関西馬は1対19。関西馬が圧倒的な強さを見せている。
◎…ディープインパクトの最終追い切り(15日,栗東)はおせじにもほめられたものではなかった。あくまでも目標は天皇賞(春)と見て,アイホッパーに期待した。昨年,このレースでクビ差2着して,続く天皇賞(春)で3着に好走した。長距離適性は抜群で,スタミナ勝負も望むところだ。
○…相手は春に向けて始動する3冠馬ディープインパクト。有馬記念2着で連勝はストップしたが,古馬との初対戦でメンバー最速の上がり34秒6を披露したのはさすが。ただ,天気予報によると12日朝方までは雨。道悪で58キロを背負うとスピードが鈍りそうだし,2カ月半ぶりの実戦も気になる。対抗とした。
▲…デルタブルースは有馬記念は直線で不利があり,前走の京都記念は出遅れて5着に敗れている。たたかれながら調子を上げるタイプで,一戦ごとに状態アップ。持久力戦には自信があり,04年の菊花賞馬の意地を見せたいところ。
△1…インティライミは昨年のダービーでディープインパクトに離されたが,2着を確保した。前走日経新春杯は7カ月半ぶりだったが,アタマ+クビ差の3着と地力の高さをアピールした。まだ,キャリア7戦馬。3勝,2着2回,3着,6着と底を見せていないのも魅力だ。
△2…トウカイトリックはダイヤモンドS3着。前走は勝負どころで前をカットされて大きく後退しが,そこから立て直して盛り返した。長距離への適性は高く,スタミナ比べになれば出番がある。