今年は海外から4頭の強豪が参戦し,これを日本馬12頭が迎え撃つ。データは12月からこの時期に日程が繰り下がった過去6年を対象とした。
連対馬は16??1,4??3,1??3,5??1,5??2,1??2番人気の組み合わせで決まった(02年は新潟競馬場)。馬連は2万5700円,3000円,590円,940円,2400円,430円。00年に波乱となったが,大半は平穏に収まっている。
ステップはセントウルS組が4頭,安田記念組3頭,アイビスサマーダッシュ組2頭。年齢別は3??7歳上馬が10,19,23,19,9頭出走して,0,2,5,4,0連対。5歳馬と6歳馬が好成績を残している。
◎…メイショウボーラーは58キロを背負ったセントウルSで7着。勝負どころで後退したが,直線で馬群の中から盛り返して次走につながる伸びを見せた。G1を含め,ダート重賞で3勝。芝でも4勝を挙げている力量馬。力を出し切れば能力は互角以上だ。
○…相手は前哨戦のセントウルSを圧勝したシーイズトウショウ。道中楽な手応えで直線を向いて追い出すと,後続を一気に3馬身突き放した。過去2年,7着,12着に敗れているが,前走の脚が使えれば悲願のG1に手が届く。
▲…テイクオーバーターゲットは前走セントウルS2着。来日10日,59キロの斤量を背負って日本のへの適性を見せた。大型馬で一度使った上積みも見込め,実績を挙げている右回りに変わり今度は怖い。
△1…レザークはテイクオーバーターゲットと対戦して3戦2勝。ここ2戦のG1で続けて先着している。初の海外遠征+日本の芝への適性など課題があるが,能力は足りそうだ。
△2…チアフルスマイルは前走のキーランドC勝ちで改めて1200Mへの距離適性の高さを見せつけた。初重賞Vだが,直線で並ぶまもなくシーイズトウショウを抜き去った末脚は正にG1級。先行馬のそろった今回も警戒が必要だ。
△3…オレハマッテルゼは高松宮記念を制覇した春のスプリント王。G1を含めてオープン3勝は左回りだが,右回りでも連対率5割を超えて,鉄砲も3勝の実績がある。春秋スプリント制覇のチャンスも十分ある。