ハンデ戦で行われた過去4回,連対馬は2??4,7??10,7??5,3??10番人気の組み合わせで決まった。1番人気の連対はなく,2,3番人気も不調で,人気薄の健闘が目立つ。馬連は2020円,1万1070円,6080円,1万2190円。すべて4けた配当でハンデ戦らしく荒れている。
連対馬の前走は重賞5頭,オープン特別2頭,準オープン1頭。8頭中5頭が7着以下から巻き返している。ステップは東風S組が唯一2連対。年齢別は4??6歳馬が,5,2,1連対。4歳馬が毎年連に絡んでいる。牡馬は44頭出走して6連対,牝馬が16頭で2連対。牡馬が牝馬をリードしているが,率はほぼ互角となっている。トップハンデ馬は延べ6頭出走したが,1連対と苦戦している。
◎…前走メテオバーストはトップハンデ57.5キロを背負って後続と0秒2差。準オープンでは力が違ったか。過去に弥生賞(G2)と富士S(G3)で3着した実績があり,マイルでも3勝を挙げている。55キロのハンデなら重賞初Vのチャンスだ。
○…キングストレイルは東風Sでインセンティブガイをマークする形でレースを進めたが,直線で捕らえ切れずに2着。昨年,セントライト記念を勝っているが,母系からは瞬発力を生かせるマイルの方が合うようだ。前走据え置きの56キロも恵まれた。
▲…グレートジャーニーは東風Sで長くいい脚を使って3着に健闘した。末脚は一番目立ったが,先に抜け出した上位2頭が止まらなかった。天気が微妙だが,良馬場なら十分首位争いになる。
△1…インセンティブガイは東風Sで後続を2馬身半ちぎって快勝した。好位で自在に動けるので中山のマイルにピッタリだが,今回はハンデ戦で前走より2キロ増の57キロ。馬自身は背負い慣れた重量だが,他馬との比較で狙いを下げた。
△2…コスモシンドラーは1000万下,1600万下を連勝し,前走の阪急杯(G3)で半馬身差の2着と,今季は絶好調。勝ち星4勝が1400M以下に集中しているのは気になるが,ラスト1ハロンの我慢ができれば上位争いに加われる。
△3…マイネルハーティーは鞍上を追える内田博騎手にスイッチして勝負してきた。1600Mは9戦して1勝,2着1回。マイル実績に乏しいが,昨秋のスワンS(G2)で0秒1差の4着はここで威張れる成績。人気薄だが展開がはまれば大駆けが期待できる。