過去10年,1??3番人気は7,5,3連対と好調で,上位1,2番人気馬がそろって連を外したのは1度だけ。馬連は00年と03年で1万9700円,7280円と荒れたが,8回は3けた配当5回と1000円台3回。大半は堅く収まっている。
連対馬の前走は重賞5頭,オープン特別6頭,500万下8頭,未勝利1頭。そこでの成績は4着以内17頭と,7,10,12着。前哨戦で掲示板を確保していることが理想となっている。なお,2けた着順から巻き返した2頭はいずれもダートからの参戦馬だった。
路線別はクイーンC組とホープフルS組が3連対し,エルフィンS組が2連対。重賞,オープン特別組が貫禄を見せているが,約半数は500万下からの連対馬。格を気にする必要はない。
◎…ルビーレジェンドはデビュー戦を34秒1の豪脚で飾り,2戦目で桜花賞候補のコイウタと0秒2差の2着。クイーンCはスローの流れと,直線の不利で末脚を封じられたが,重賞でも十分通用する決め手を備えている。
○…相手はプリティタヤス。前々走のクイーンCは久々で,重賞初挑戦と厳しい条件が重なったが,0秒6差の6着に健闘した。前走も勝負どころで大きく置かれたものの,直線,レース最速の上がり34秒7で4着まで迫った。重賞級の決め手を備えた素質馬が,連闘で勝負をかけてきた。
▲…フサイチパンドラは阪神JFの3着後,3,6着と敗れたが,前走のきんせんか賞を楽勝した。気性が難しく2勝目を上げるのに手間取ったが,能力を出し切れば前回ぐらい走って当然の良血馬。上位2頭とまとめて差し切るスピードを秘めている。
△1…前走クイーンCでアイスドールはイレ込み,直線でも馬群をさばけずに5着に敗退した。ただ,外枠不利の阪神1600M(阪神JF)の大外17番枠から,直線,レースNO.2の上がりで追い込んで0秒7差。レース内容は悲観するものではない。距離延長はプラスで,バラける展開なら出番はある。
△2…ハネダテンシも同じクイーンCで外から追い込んで7着。直線で一瞬抜け出す構えを見せたが,1600M戦はやや距離が短かったか,追走に手を焼いたようだ。1800M戦は歓迎で,直線勝負に持ち込めれば首位戦線に一気に浮上する。
△3…初勝利の未勝利戦でブローオブサンダーは2着以下を7馬身ちぎった。芝やや重の1800Mの勝ちタイム1分49秒2も速い。前走が3カ月半ぶりで11着。今回も約2カ月ぶりと,飛び飛びでの実戦は気になるが,大駆けの可能性はある。