過去10年で皐月賞に最多8頭の連対馬を出している注目のトライアル。連対馬20頭はすべて4番人気以内で,内訳は1??4番人気が4,7,5,4連対。前走での成績は1着16頭,2着3頭,4着1頭。前走で連に絡んでいることが条件となっている。
ステップは重賞組12頭,オープン特別組4頭,500万下組4頭。路線別は朝日杯フューチュリティS,きさらぎ賞,京成杯,ラジオたんぱ杯2歳S組から各3頭が連対し,2連対で若駒S,こぶし賞組が続く。
キャリアは2??4戦馬が3,10,3連対。この範囲に連対馬の8割が集中している。1勝馬は29頭で1連対(3.4%),2勝馬が71頭で15連対(21.1%),3勝以上馬は21頭で4連対(19.0%)。極端に連対率の低い1勝馬は狙えない。
◎…スーパーホーネットは朝日杯フューチュリティSで外から鋭く追い込んでフサイチリシャールのクビ差2着。ゴール前100Mの伸び脚では勝ち馬を完全に上回っていた。3カ月ぶりのレースでもここを目標に仕上げられ出走態勢は万全。中山コースも経験済みで,距離延長で末脚がさく裂する。
○…アドマイヤムーンは共同通信杯で2歳王者フサイチリシャールを完封した。直線,坂下まで手綱を持ったままで,上がり3ハロン33秒9をマークした。目標はこの先の皐月賞だろうが,100%の仕上げでなくても十分首位争いになる。
▲…札幌2歳Sでディープエアーはアドマイヤムーンの2着。前走のきさらぎ賞で6着に敗れたが,着差はわずか0秒4。世代トップ級の能力を備えていることは間違いない。人気薄だが,鞍上をに今年JRAで14勝(3日現在,関東リーディング3位)している内田博騎手にスイッチしてきたここは狙い目だ。
△…サクラメガワンダーは未勝利から3連勝。前走のラジオたんぱ杯2歳Sで,アドマイヤムーンにハナ差先着した。能力上位は明らかだが,2カ月半ぶりの実戦は気になる材料。本番の皐月賞へのひとたたきの感もあり,押さえに回す。
△…前走の葉牡丹をレコード勝ちしたナイトレセプション。その後軽い骨折でひと息入ったが,ここを目標にきっちりと仕上げられた。3カ月ぶりでも能力を出し切れば上位戦線に浮上する。