99年に芝2000Mになってからの過去7回で,レース傾向を見てみたい。
連対馬は1??4,2??9,3??2,2??1,4??2,2??3,1??4番人気の組み合わせで決着した。1番人気は3連対とアテにならないが,2番人気が5連対とこれをフォローしている。00年に9番人気が2着に入ったが,残る13頭はすべて4番人気以内。伏兵馬の食い込みは厳しい。馬連は1560円以内6回と00年の5410円。大波乱は期待薄となっている。
前走は重賞組が6連対する一方で,新馬・未勝利勝ちから直行した馬も4連対。格は気にする必要はない。路線別はラジオたんぱ杯2歳S組が4連対,朝日杯フューチュリティS組とエリカ賞組が2連対で並んでいる。なお,連対馬14頭はすべて前走5着以内で,掲示板を確保する好走を見せている。
出走間隔は中2週7頭,中3週1頭,1カ月と1カ月半が各3頭。前年の12月開催に出走した馬が連を独占している。
◎…連闘で臨むネヴァブションを狙い撃ちにする。寒竹賞は中団で脚をためて追走できたが,勝負どころで内に押し込められて動くに動けず。直線はよく伸びたが,結果的に脚を余して半馬身差の3着に敗れた。メンバーは強化されるが,前走の末脚を使えれば首位争いは確実だ。
○…ジャリスコライトは暮れの朝日杯フューチュリティSで1番人気を裏切って3着。詰めの甘さを見せたが,スタート直後に他馬と接触し,直線でも鞍上がムチを落とすアクシデントも重なった。新馬,いちょうSをともに上がり33秒台で差し切り勝ち。末脚は一級品だ。
▲…ニシノアンサーはホープフルSを鮮やかに逃げ切った。スローの流れだったが,2着を0秒3差突き放し,しまいもしっかりと伸びていた。ここは絡んでくる馬も見当たらず,うまくマイペースに落とせれば重賞に手が届く。
△…トウショウシロッコの前走未勝利勝ちの時計は,ホープフルSを0秒9上回った。派手なパフォーマンスはないが,好位で相手なりに立ち回れる競馬センスを備えている。堅実なレースぶりから大崩れはなさそうで,連下には抑えておきたい。
△…ディープウイングは未勝利脱出に3戦を要したが,2戦目の2着が朝日杯フューチュリティSで2着したスーパーホーネットと頭差2着だった。3カ月ぶりの実戦で評価を下げたが,能力差は少ない。大駆けを警戒したい。