ダート1800Mに変わりはないが,02年は東京開催で,03年はハンデ戦で行われた。ここでは過去5年のレースを参考に傾向を見てみたい。
12,15,16,16,14頭立て。連対馬は1??9,3??7,2??1,1??2,3??2番人気の組み合わせで決着した。馬連配当は2410円,6360円,320円,650円,1200円。上位人気馬が人気に応えて伏兵馬の出番は少ない。
連対馬の前走はオープン1頭と準オープン9頭。連対10頭はダート1700??1800Mをステップに参戦し,そこでの成績は2??5着。前哨戦で掲示板を確保していることが連対への条件となっている。
路線別はフェアウェルS組(5,4,2,4,5着)が5連対と抜群の相性を見せている。年齢別は4??7歳上馬が24,12,19,18頭出走して5,3,1,1連対。4,5歳世代の争いになっている。関東馬は54頭で8連対,関西馬が19頭で2連対。連対数,率ともに関東馬が関西馬を上回っている。牝馬は11頭出走しているが,連に絡んだ馬はいない。
◎…トーセンブライトはフェアウェルSで後方から追い込んで3着。58キロのハンデでも長くいい脚を使って見せた。中山は昨秋,格上のオープンで2着した実績があり,別定戦で57キロも有利。勝利への舞台は整った。
○…ウインレガードは前走勝負どころから動いて豪快に差し切った。一瞬の脚を使うタイプなので,直線の長い東京コースよりも中山が合う。準オープンでの昇級初戦となるが,前走のレースぶりなら昇級の壁はないとみる。
▲…タガノゲルニカは昨年9月の札幌で未勝利を勝ち,500万下,1000万下と3連勝。前走も先行勢を射程距離に置きながら,4コーナーから追い出して後続を5馬身離した。これでダートに転じて3戦負け知らず。底を見せていない。
△…前走春待月Sでアルファフォーレスはしぶとく粘って3着。ハンデ54キロの恩恵もあったにしても,格上のオープンで0秒1差は今の充実ぶりを証明している。ダート1800Mは3勝しているベストの条件。上位勢との差は少ない。
△…タイラントシチーはフェアウェルSで5着。コースロスのない内目で折り合い,直線インを突いて追い上げた。中山ダートは8戦して,2勝,2着4回。この距離でも3勝,2着5回の実績がある。混戦になれば出番は十分。
△…モエレアドミラルは結果を出せずにいるが,準オープンでは上位の力を持っている。前走摩耶Sも5着に敗れたとはいえ,2着とは0秒4差。スムーズに運べれば上位争いに浮上できる。