過去10年,連対馬は14??3,1??7,12??10,7??10,3??9,2??3,3??1,7??1,2??8,3??14番人気の組み合わせで決着した。1,2番人気は3,2連対と不振で,連対馬の半数10頭は7番人気以下から連に絡んでいる。馬連は1000??4000円台5回,7000??9000円台2回,万馬券3回。3けた配当で収まったことはなく,波乱のハンデ戦となっている。
前走は重賞組8頭,オープン特別3頭,条件組9頭。オープン組は着順に関係なく巻き返し可能だが,条件組は前走3着以内が連対条件になっている。路線別は京都大賞典組が3年連続で4連対。この組の勢いは軽視できない。
トップハンデ馬は11頭出走して,1勝,3着2回。ハンデ頭は苦戦している。一方,53キロ以下の軽量馬は昨年を除いて毎年連対。軽ハンデ馬の食い込みを警戒したい。年齢別は3??6歳上馬が20,32,39,54頭出走して,5,6,7,2連対。3??5歳世代の争いで,6歳以上馬は割引が必要になる。
◎…チェストウイングは前走のオクトーバーSで,直線早めに先頭に立つと,そのまま後続を2馬身半突き放した。準オープンを勝ったばかりだが,今季は絶好調で,東京コースも5勝と相性がいい。重賞初挑戦初制覇のチャンスと見た。
○…相手はトウショウナイト。2走前の札幌日経オープンで2着を4馬身ちぎって復活。前走の京都大賞典でも0秒1差の3着と地力をアピールした。3歳から4歳にかけて破竹の3連勝でオープン入りした素質馬が,得意の2500Mで初重賞勝利を狙う。
▲…トレオウオブキングはオクトーバーSで◎の0秒4差の3着。勝負どころでいったん下げて,直線で盛り返すしぶとさを見せていた。裸同然のハンデ51キロを生かしきれば逆転があっても驚けない。
△1…前走の京都大賞典でアイポッパーは勝負どころから早めに進出したが,直線半ばで脚が鈍って0秒4差の6着。スタートで後手を踏んで外を回ったロスが最後で響いたか。3カ月半ぶりをたたき2戦目は好材料だが,データではハンデ頭,6歳馬不振のデータから今回は連下の筆頭に回した。
△2…ウインジェネラーレは前走1年3カ月ぶりのオールカマーで0秒1差の6着。直線で大外からぐいぐいと伸びて地力をアピールした。長期休養明けをたたいた上積みが見込め,2戦2勝の2500Mになるのは好材料。前走の反動がなければ再び首位争いになる。
△3…トウカイトリックは春の阪神大賞典でディープインパクトの2着に健闘した。意表を突く大逃げが功を奏したとはいえ,3馬身半差は立派。その後の天皇賞(春)と目黒記念はハナに立てず9,7着に敗れたが,再び奇襲戦法に出れば大駆けが期待できる。