過去10年の勝ち馬のうち7頭が,後のG1優勝馬。先々を占う上で見逃せない一戦となっている。
東京競馬場で開催された過去5回,連対馬は3??1,7??1,1??5,5??2,1??4番人気の組み合わせで,馬連は1380円,3800円,1380円,1850円,1000円。毎年16頭立てのフルゲートにもかかわらず,上位人気馬の活躍で波乱には至っていない。
連対馬10頭の前走成績は1,2着7頭と4,4,8着。連を外した3頭はいずれもNHKマイルCからの参戦馬で,G1→G3に条件がゆるんで巻き返している。路線別はそのNHKマイルC組と昇竜S組が,3連対でトップ争いをしている。
ダート実績を見ると,9頭が2勝以上を挙げて,連対率でも5割以上をキープしていた。唯一の例外はダート初挑戦で2着に食い込んだダイワバンディットだが,同馬は新潟2歳S勝ちの重賞ウイナーで,芝で3勝を挙げていた実力馬。ダート実績や過去の戦績は軽視できない。
マルターズマッシブの3連勝に期待した。前走は3番手追走から直線で楽々と抜け出す,強い競馬を見せた。勝ちタイムも当日の1000万下と0秒1差と優秀。2戦2勝とダートで底を見せておらず,前走の余裕のレースぶりから重賞初勝利のチャンスと見た。