過去5年,連対馬は8??3,6??5,2??1,7??10,1??9番人気の組み合わせで決まり,馬連は4850円,4380円,490円,1万7560円,2620円(03年は中山のダート1200M)。連対の半数を6番人気以下が占め,波乱傾向を見せている。
前走は重賞組9頭(1??9着)と準オープン組1頭(1着)。路線別はガーネットS組が5連対(4年連続連対中)で,ジャパンCダート組2連対が続く。年齢別は4??6歳馬が23,15,36頭出走して2,4,4連対。5歳馬が世代を一歩リードしている。
◎…前走メイショウボーラーは発馬でつまずき後手に回ったが,直線で鋭く伸びて2着を確保した。昨年はこのレースで後続を7馬身ちぎって,続くフェブラリーSをレコードで圧勝した。59キロでも斤量泣きするタイプではなく,連覇濃厚と見た。
○…タイキエニグマは前々走58キロでブラジルCを快勝。続くオープン特別も勝って目下3連勝と,ダートでは底を見せていない。相手は強化されるが,東京の1400Mは2戦2勝。得意の舞台でさらに連勝を伸ばすチャンスだ。
▲…サンライズバッカスは昨秋この舞台で05年度の最優秀ダート馬のカネヒキリを破った。前走ジャパンCダートからひと息入ったが,この距離なら決め手を十分に生かせる。先に行きたい馬が多く,ハイペースが予想される展開も有利。
△…500万下から3連勝でマイティスプリングはオープン特別を制覇した。今回は重賞初挑戦になるが,短距離戦は7戦,4勝,2着2回の実績。今の勢いなら今回も好勝負に持ち込める。
△…リミットレスビッドは前走ガーネットSでG3をもぎ取った。着差はクビだったが,混戦を制した勝負強さを高く評価したい。1ハロン距離が延びるのは嫌な材料だが,上位争いできる速力は備えている。
△…前走のトウショウギアは好ダッシュからハナに立つとそのまま押し切って楽勝した。道中は終始楽な手応えで,しまいもしっかりと伸びた。2カ月ぶりで評価を下げたが,スピード勝負になれば出番は十分にある。