01??04年にダート1200Mで行なわれたレースを参考に傾向を見てみたい(昨年は1000万下クラスのため除外した)。
過去4回は別定戦で12,10,15,12頭立て。1??3着は3??4??1,3??6??5,1??4??5,1??4??7番人気の組み合わせで入線した。02年に1番人気は9着に敗退しているが,3回は馬券対象になる活躍を見せている。馬連は1670円,6100円,1210円,610円。出走頭数が手頃なこともあり,比較的平穏な結果となっている。
連対馬8頭中6頭は前走ダートから参戦。クラス別は1600万下2頭,オープン特別6頭だった。路線別はこのレースと同じダート1200Mの北陸S組が,2年連続で1,2着を独占して,4連対と好相性を示している。
年齢別は3??7歳上馬が6,9,15,10,9頭出走して,0,2,4,2,0連対。3歳馬と7歳以上の高齢馬が苦戦している。牡馬は41頭で5連対(連対率12.2%)し,牝馬が8頭で3連対(同37.5%)。牝馬は連対数で牡馬にリードを許しているが,率で圧倒している。「夏走る」といわれる牝馬はノーマークにできない。関東馬VS関西馬は28頭と21頭で争い,3対5。連対数,率で関西馬が関東馬を上回っている。
◎…前走オフィサーは格上挑戦したが,末脚不発で6着に敗れた。追い込み脚質で展開に左右されるが,はまると決め手はオープン級。引き続き格上戦に挑むが,流れが向けば突き抜けるパワーを秘めている。
○…相手は前走で北陸Sを勝ったエイシンボーダン。ダート1200Mは11戦して,6勝,2着4回の好成績で,連を外した1回も5着と掲示板を確保している。今回は5カ月ぶりをたたき2戦目。さらなる上積みが見込める。
▲…ジョイフルハートは前走の準オープン・安芸Sで2着を5馬身ちぎった。ここまで9戦して,6勝,2着3回とまだ連を外したことがない。2カ月半ぶりになるが鉄砲駆けの実績もあり,オープンの壁はない。
△1…トウショウギアは昨年の夏にダート1200Mの越後Sで,6馬身差で圧勝した実績がある。ここは逃げるジョイフルハートを目標にレースを進められる利はあるが,トップハンデ57キロは気になる材料。ベストの条件で上位陣にどこまで迫れるか。
△2……キープザフェイスは前走1000万下の苗場特別を快勝。発馬で後手に回ったが,直線で豪快な差し切り劇を演じて見せた。準オープンから格上挑戦するが,裸同然のハンデ50キロは魅力。人気薄でも連下なら怖い存在だ。
△3…リンガスローレルは前走の北陸Sで○エイシンボーダンに1馬身半差の2着。今回は休養明け2戦目で状態がアップし,53キロのハンデも恵まれた。新潟は得意。7歳馬でも好位でうまく立ち回ればなだれ込むチャンスはある。