馬場改修後に左回りで行なわれた過去5回,連対馬は1??3,2??1,3??7,3??1,3??5番人気の組み合わせで決着して,馬連は1180円,1240円,5740円,870円,2650円。極端な人気薄の連対がなく,ハンデ戦でも比較的おとなしい配当で収まっている。
連対馬の前走は重賞組7頭,1600万下以下組1頭。重賞組は2けた着順からでも巻き返しているが,条件組は前走1着だった。ステップは函館記念,佐渡S組などからそれぞれ2連対しているが,強調材料にはならない。
年齢別は3??7歳上馬が2,9,17,23,19頭出走して,各0,2,5,3,0連対。5歳馬が連対数,率で他世代に水をあけている。
◎…エイシンニーザンで勝負する。信濃川特別は中団待機から徐々に進出,直線で長くいい脚を使って好時計勝ち。上がり33秒1はメンバー最速だった。1600万下からの格上挑戦となるが,3歳時にプリンシパルSを制し,ダービー7着の実績なら能力は重賞級だ。
○…このレース連覇を狙うヤマニンアラバスタが相手。前走関屋記念で3番人気に推されたが,まさかの14着に大敗した。ゲートでチャカついている時にスタートを切られ流れに乗れなかった。昨夏に3連勝したように夏に強い芦毛。ベストの新潟で反撃する。
▲…ニシノナースコールは1000万下を勝ったばかりだが,秋華賞3着の実績がある。新潟は2戦2勝と底を見せておらず,ハンデが前走から4キロ減の52キロは有利。軽量馬の大勢逆転のシーンが期待できる。
△1…スウィフトカレントは前走小倉記念で内から突き抜けて鮮やかなレコード勝ち。後方で脚をためて追い込んだ脚質は明らかに新潟コース向き。激走の反動を嫌って評価を落としたが,能力だけ走れば重賞連覇も十分可能だ。
△2…ヤマニンメルベイユは前走並ばれてからなかなか抜かせないしぶとい競馬で,後続の追撃を振り切った。滞在競馬の影響で馬体16キロ増だったが,これもプラスに作用したようだ。1000万下,1600万下を連勝した勢いを警戒したい。
△3…ヴィータローザは前走小倉記念で7番人気だったが,向こう正面からまくって2着。最後はインから強襲してきたスウィフトカレントの決め手に屈したが,末脚復活をアピールした。ここ5年トップハンデ馬が連対していないデータは気になるが,はまった時の爆発力は抜群だ。