02??05年にハンデ戦で行なわれた芝2000Mの4レースを参考に傾向を見てみたい。
過去4回は12,8,8,13頭立て。連対馬は2??4,1??3,2??1,5??2番人気の組み合わせで1,2着した。馬連は1180円,300円,340円,1700円(03,04年は枠連)。ハンデ戦でも人気馬の活躍で平穏に収まっている。なお,今年から別定戦になるため,さらにこの傾向が強まりそう。無理な穴狙いは得策ではない。
連対馬の前走は重賞2頭(3,3着),オープン特別1頭(4着),1600万下4頭(1,1,1,3着),1000万下1頭(1着)。8頭中7頭が前哨戦で馬券対象の3着以内に好走していた。ステップは垂水Sから2頭が連対しているが,強く推す材料にはならない。
年齢別は3??7歳馬が2,7,13,11,8頭が出走して,それぞれ1,3,2,1,1連対。各世代から幅広く連に絡んでいる。
関東馬VS関西馬は21頭と20頭で争い,3対5。関西馬が関東馬を一歩リードしている。牡馬は38頭出走して7連対,牝馬が3頭で1連対。連対数で見劣る牝馬だが,連対率33.3%を考えるとノーマークにはできない。
◎…ラジオNIKKEI賞で本命に推したトウショウシロッコは4着。前走は大外16番枠で外々を回らされるロスの多い競馬だったが,2着とは0秒1差と崩れなかった。G3から自己条件の1600万下に戻るここは負けられない。
○…休み明け2戦のG3でコンラッドはいずれも9着。凡走が続いたが,道悪や展開の不利が影響していた。休養前の中日新聞杯(G3)で0秒3差,中山金杯(G3)で0秒1差に健闘している。準オープン出走なら能力上位は明らかだ。
▲…ソーユアフロストは準オープンで4戦して,2着2回,3着1回。前走は珍しく12着に敗れたが,トップハンデとしぶった馬場が応えたようだ。新潟の2000Mは2戦2勝。2カ月半ぶりでも負け知らずの舞台なら反撃は可能だ。
△1…目下3連勝中の上がり馬のオンリーワンクロス。昇級初戦で△に評価を下げたが,勢いは文句なく一番だろう。2000Mに勝ち星はないが,芝の1600??2600Mで3勝なら距離の不安は全くない。得意の左回り,大駆けを警戒したい。
△2…フェイトトリックスは昇級戦で11着と凡退したが,その後2戦で3,3着して準オープンにメドを立てた。中京→小倉→新潟と転戦してきた疲労が気になるが,左回りの芝では2勝,3着2回とすべて馬券対象になっている。初コースでも混戦になれば上位進出のチャンスはある。
△3…ヤマニンメルベイユの前走は準オープンからの降級戦。マイナス14キロの馬体で好調時の覇気は感じられなかったが,逃げ馬をゴール前できっちりと捕らえて地力の高さをアピールした。再度昇級戦となるが「夏に強い牝馬」。連下には抑えておきたい。