「長岡特別」は芝1200M戦で行なわれてきたが,今年から開催時期が春から夏に移り,クラスも500万下から1000万下に条件変更され,参照できるレースがなくなった。過去のデータによるレース分析は割愛した。
◎…今年のナイキフェイバーは苦手の重馬場や流れが向かずに不本意な成績に終わっているが,昨年の7??9月にこのクラスで3,3,2着と好走している。芝1200Mは2勝,2着3回とベストの距離。前走は3コーナーの不利で10着に凡退したが,流れに乗れば現級でも好勝負できる能力を備えている。
○…1600万下から降級したこの2戦,チアフルワールドは2,3着。時計のかかる馬場で差し切りはならなかったが,ワイド圏内に踏みとどまった。追い込みタイプだけに新潟コースは歓迎で,準オープンで5着2回なら力量も上位。良馬場ならV争いは必至だ。
▲…ここ2戦のマルターズホビーは1番人気を裏切って3,6着に敗れた。2走前は直線で馬群をさばけず,前走は早目に動いて直線でいっぱいになった。準オープンから降級3戦目。1勝,2着1回の得意の新潟で巻き返す。
△1…クリスティイモンは,新馬,500万下を連勝。前走1000万下で3連勝を狙ったが,0秒5差の8着に敗れた。今年の2月デビューで,まだキャリア3戦のこれから伸びる3歳馬。クラス2戦目,ローカル得意の中舘騎手への手替わりも魅力。
△2…ケイアイボイジャーは豊栄特別で楽な手応えで直線を向いたが,いつもの伸びが見られず6着。馬場がしぶっていたこともあるが,1600Mが微妙に長かったようだ。1200Mは6戦して,2勝,2,3着各1回で,新潟でも4勝をあげている。ベストの舞台で反撃があっても驚けない。
△3…フェザーレイは9カ月ぶりの火打山特別で2着。1000万下に昇級後の3戦は納得できない成績が続いたが,久々の前走で連を確保して復調をアピールした。全3勝をマークしている1400Mがベストだが,たたき2戦目なら1200Mでも軽視はできない。