過去5年,連対馬は2??4,2??1,6??5,1??3,7??2番人気の組み合わせで1,2着した。馬連配当は,1450円,340円,4740円,580円,4660円。03年に上位人気がそろって連を外し,昨年7番人気が1着でやや波乱となったが,3回は平穏に収まっている。
連対馬10頭の前走は,芝1000??1200M8頭と1400,1600M各1頭。開催日の変更で路線別は特定できないが,極限のスピードを競うだけに短距離をステップに臨んだ馬が好成績を残している。
年齢別は3??7歳上馬が4,13,13,23,12頭出走して,1,3,2,4,0連対。連対数で6歳馬が頭ひとつ出ているが,注目したいのが3歳馬。わずか4頭の出走だが,3,12,3,1着と,3頭が馬券に絡んでいる。
牡馬は41頭出走して4連対,牝馬が24頭で6連対。連対数,率で牝馬が好成績を残している。東西対決は関東馬45頭と関西馬16頭で争い,6対4。連対数に大きな開きはないが,率で関西馬が関東馬を逆転している。
◎…ステキシンスケクンはアーリントンCで逃げてロジック(NHKマイル1着)を3馬身半ちぎった。ここ2戦のG1は厳しい結果となったが,発馬後一気にトップスピードで加速できる気性は1000M競馬にピッタリ。53キロの斤量も古馬と比較すると有利で,重賞V2に王手だ。
○…相手は1000万下を連勝中の上がり馬レイズアンドコール。2走前の直線競馬で2番枠から楽々と逃げ切り。前走のさくらんぼ特別でも後続の追撃を封じて快勝した。スッとハナに立てるスピードは最高の武器。格上挑戦でも初重賞Vのチャンスはある。
▲…ホーマンテキーラは昨年夏に小倉で3,1,1着と活躍し,続くセントウルSで2着に健闘した。前走は久々とキャリア初のダートで6着に敗れたが,サマースプリントシリーズに照準を合わせてきたここは軽視できない。
△1…ダイワメンフィスはフリーウェイS,バーデンバーデンCと連勝。いずれも好位に付けて直線抜け出す横綱相撲で2着以下を圧倒した。直線競馬は昨年の新潟日報賞で3着しているが,スタート後かなり苦労して追走していた。勢いは一番でも今回は連下に回した。
△2…3歳牝馬のマリンフェスタは51キロと斤量に恵まれた。500万下といえ,この春の1000M競馬はやぶさ賞で後続を5馬身ちぎって楽勝している。格上挑戦は楽ではないが,軽量を生かし切ればあっと言わせるシーンがあっても驚けない。
△3…チアズヒカリは,前走のダート1000万下で2着を8馬身突き放してレコードV。オープンでも十分通用する強いレースを見せつけた。ダートから芝に変わるのは問題なく,降り続く雨で時計のかかる馬場に変貌すれば出番はある。