1800Mで行なわれた97年からの過去9回,連対馬は1??9,11??12,8??12,5??4,1??7,2??3,10??8,5??1,1??6番人気の組み合わせで決まった。馬連配当は910円??2000円台5回,4000円台1回,万馬券3回。連対馬の半数9頭が6番人気以下の伏兵馬で,波乱含みの一戦となっている。
前走成績は,1着14頭,2着2頭,6,13着各1頭。ステップはオープン特別のクローバー賞とコスモス賞からそれぞれ3連対しているが,18頭中11頭はオープン初挑戦。格は関係ない。
牡馬VS牝馬は93頭と24頭で争い,15対3。牡馬が牝馬を大きくリード,勝ち馬9頭もすべて牡馬が占めている。距離実績は連対18頭中12頭に1500M以上での連対経験があり,この6年に絞ると12頭中10頭までが該当している。
◎…前走クレバードラゴンは出負けして最後方に置かれたが,3コーナーから徐々に進出して直線鮮やかに差し切った。勝ち時計は水準レベルでも,好センスのレースぶりが目を引いた。ここは一気に相手が強くなるが,末脚勝負に徹すれば重賞Vのチャンスはある。
○…ナムラマースは1200Mで勝てなかったが,1800Mに距離が延びて5馬身,3馬身半差で2連勝した。特に前走コスモス賞の勝ちタイムは翌日の古馬500万下より0秒8も速かった。レコードVの反動が出なければ勝ち負けになる。
▲…フサイチオフトラはデビュー戦の芝1800Mを鮮やかに逃げ切った。スローペースで勝ちタイム1分53秒0は平凡だったが,上がり3ハロン34秒3は速い。厳しい流れを経験していない不安はあるが,決めて勝負になれば上位2頭をまとめて破れる。
△1…芝1800Mの新馬戦でニシノプライドは逃げて2着に敗れたが,1500Mに距離短縮された前走をスピードで押し切った。今回は同型馬との兼ね合いがポイントになりそうだが,マイペースの逃げに持ち込めれば上位争いに浮上できる。
△2…イクスキューズは新馬戦で2着を7馬身ちぎって楽勝し,続く,クローバー賞でも馬群をさばいて2馬身差でレコード勝ちした。仕上がり早の牝馬で完成度は高い。前走Vの疲れが出なければ3連勝も十分ある。