同条件で行われた過去5回,連対馬は1??9,2??1,6??1,1??5,6??3番人気の組み合わせで決まった。1番人気は2勝2着2回と信頼度は高い。馬連配当は6430円,650円,2480円,590円,4780円。極端な人気薄の食い込みはなく,中波乱止まりとなっている。連対馬の前走は重賞6頭,オープン特別3頭,1600万下1頭。ステップで強調する路線はない。年齢別は3??7歳上馬が2,12,22,16,10頭出走して,それぞれ0,2,6,2,0連対。6連対の5歳馬が世代をリードしている。牡馬56頭と牝馬6頭で戦い,10対0。牝馬は出走頭数も少ないが,ここまで最高成績は3着と苦戦している。
◎…ヴィータローザは2走前の金鯱賞でタップダンスシチーの2着。5カ月ぶりだったが重賞ウイナーの底力を見せた。G1ではやや荷が重いが,G3なら首位争いできる力量馬。たたき3戦目の上積みも後押しする。
○…チアズメッセージは前走愛知杯で0秒4差5着。中団は馬群の中に閉じ込められる苦しい競馬で,勝負どころでもいったん後退したが,直線しぶとく伸びて掲示板を確保した。小回り向きの器用さを備えており,距離短縮も好材料。牡馬相手でも勝負になる。
▲…ツルマルヨカニセはここ3戦,3,5,4着に敗れているが,着差は0秒1,0秒3,0秒2。最後の詰めに課題は残るが,オープンでも首位争いできる地力を備えている。小倉は7戦して4勝,2着2回,3着1回の得意の舞台。初重賞Vのチャンスは十分ある。
△…メイショウカイドウは小倉で6勝を挙げて,1800Mでも5勝している実力馬。レコード決着だった昨年の2着とコース実績も十分ある。3カ月ぶりの実戦は気になるが,力を出し切れば上位食い込みは必至。
△…1年2カ月ぶりの安田記念でサイドワインダーは4馬身差の9着。前走7着と敗れたのは,58キロの重量を背負い,渋り気味の馬場,さらに長期休養明け2戦目の反動などの悪条件が重なったようだ。たたき3戦目,古豪の大駆けがあっても驚けない。
△…エリモマキシムは前走痛恨の出遅れ。後方待機のレースを余儀なくされて11着に敗れたが,着差は0秒8。着順ほど大崩れはしていない。2走前の新潟大賞典では大外から鋭く伸びて0秒2差の4着。混戦になれば重賞でも連対できる能力を秘めている。