現行の6月に開催が繰り下げられた過去5回,連対馬は1??2,1??4,1??5,1??8,2??1番人気の組み合わせで決まった。1番人気は4勝,2着1回と堂々の成績を残している。03年に8番人気が連に絡んで馬連4620円と荒れたが,4回は270円,980円,1160円,510円。上位人気馬の活躍で波乱度は低い。
連対馬10頭は前走すべてダート。そこでの成績は1??3着8頭と10,11着。距離は1200??1600Mに出走していた。ステップは4連対で欅S,かきつばた記念3連対と続いている。
ダート実績では連対馬の9頭までが4勝以上を挙げ,10頭中8頭は連対率で5割以上をマークしていた。年齢別は3??8歳上馬が2,21,17,19,12,5頭出走して,0,4,2,2,2,0連対。4歳馬が世代をリードしているが,連対率では7歳馬も健闘している。
◎…サンライズキングは欅Sで直線外へ立て直す不利がありながら3着。逃げから差す競馬に脚質を転換して力のあるところを見せた。人気薄だが,オープンは2着2回の実績。波乱を演出するには最適の存在だ。
○…相手は前走でオープンを好タイム勝ちしたメイショウサライ。デビューから9戦は芝を使われていたが,ダートに路線変更して6戦4勝の好成績。前走はマイルだったが,1400Mでも3勝。勢いに乗って重賞Vも十分ある。
▲…テイエムアクションもダートで一変した。昨秋に500万下,1000万下を連勝してダート適正が開花した。今年は初挑戦のオープン・栗東S3着,前走で欅Sを快勝するまでに出世した。ダートは6戦4勝。底を見せていない魅力も買い材料だ。
△…ブルーコンコルドも怖い存在。前走の栗東Sは好位で折り合い,ゴール前でキッチリと差し切った。オープン3勝の実績はここでは光る。混戦になれば首位戦線に一気に浮上する。
△…サイレンスボーイは武豊にスイッチして勝負をかけてきた。前走は直線失速したが,前々走で今回と同距離のオープン特別を楽に逃げ切った。重賞は8回挑戦して2着2回。展開に注文はつくが,能力は互角だ。
△…前走ニホンピロサートは交流G3のさきたま杯を鮮やかに差し切った。昨年の覇者で,阪神のダート1400Mで4勝を挙げている。たたき3戦目で体調もベスト。連覇のチャンスは十分ある。