阪神競馬場で行われた過去9年,連対馬は1??3,1??3,3??6,1??5,1??2,6??1,7??5,1??3,2??1番人気の組み合わせで決まった。1番人気は7連対と抜群の成績で,伏兵馬の出番は少ない。馬連は98年に万馬券が飛び出し,02年にも6680円と荒れたが,7回は3けた配当5回と1000円台2回。全体としては平穏に収まっている。
ステップはエルフィンSが4連対でトップ,次いで阪神JF(G1)とクイーンC(G3)が2連対で続いている。
決め手は逃げ1頭,先行12頭,差し3頭,追い込み2頭。キャリアは18頭すべてが2戦以上となっている。
◎…ディアデラノビアを狙い撃ちにする。前走チューリップ賞(G3)は道中馬込みでモマれ,直線でも前が狭くなる不完全燃焼の競馬になった。新馬,500万下を圧勝した素質馬。連闘で桜花賞への権利取りを狙うここは勝負と見た。
○…ラインクラフトが相手。阪神ジュベナイルFは頭,ハナ差の3着。4コーナーで外を回るコースロスがなければ差し切る勢いを見せた。1400MはファンタジーS(G3)で後続を4馬身ちぎって圧勝。久々の実戦に戸惑わなければV争いは必至だ。
▲…単穴にフローラルパレスを抜擢する。デビュー戦は後方に付け,勝負どころからまくって直線先行勢をまとめて差し切った。スローペースに折り合い,目の覚めるような末脚を見せた。ここまでキャリア1戦の連対はないが,好センスのレースぶりから大駆けを期待した。
△…エアメサイアは前々走で◎の2着に敗れたが,前走オープンを勝って3戦2勝。好位に付けられる器用さを備え,展開に左右されない強みもある。母エアデジャヴーは桜花賞(G1),オークス(G1),秋華賞(G1)で3,2,3着の活躍馬。血統的にはまだ上積みがある。
△…ジェダイトはエルフィンSでエアメサイアに頭差2着で,阪神ジュベナイルFがラインクラフトと0秒3差6着。2頭に先着を許しているが,デビュー前から期待された素質馬。反撃を警戒したい。
△…穴を出せばデアリングハート。不利のあった阪神ジュベナイルFで,0秒3差5着。前走エルフィンSはスローで行きたがり,末脚を生かし切れず6着に敗れた。1400Mならかかる心配はなく,スムーズな流れで末を生かせば一発がある。