96年にG3からG2に昇格して,宝塚記念の前哨戦として定着した。ちなみに,本番では8連対の天皇賞(春)に次ぐ6連対と好成績を残している。
過去9年,連対馬は8??2,2??9,1??5,2??5,3??4,3??2,2??1,4??1,1??6番人気の組み合わせで決まった。上位3番人気が連を外したことはないが,96年に8番人気が優勝して馬連7500円,97年には9番人気馬が2着に食い込んで,3万馬券が出ている。連対馬の前走は重賞12頭,オープン特別5頭,準オープン1頭。路線別は大阪杯組が3連対,2連対で中山記念組,新潟大賞典組,小倉大賞典組が続いている。年齢別は4??7歳上馬が32,32,26,24頭出走して,8,5,2,3連対。4歳馬が優秀な成績を残している。牡馬103頭と牝馬11頭で争い,18対0。ここまで牝馬が連に絡んだことはなく,最高成績は5着。天皇賞(春)11着から巻き返しを狙うアドマイヤグルーヴには気になるデータだ。
シルクフェイマスは前々走重馬場に,前走は良馬場発表だったが,昼から降りだした雨に決め手を封じられた。昨年,有馬記念でタップダンスシチーとは1馬身半差。その時は57キロの同斤量だったが,今回は2キロ差。順調に使われている強みもあり,良馬場なら逆転Vのチャンス。