芝1800Mで行われた過去5回のレースで傾向を分析してみたい。
連対馬は4??5,2??1,1??5,1??6,3??4番人気の組み合わせで決着した。出走頭数が12,7,10,16,10頭と少ないこともあり,伏兵馬の台頭は見られない。馬連は4940円,280円(枠連),900円,1930円,2520円。極端な波乱は期待薄だろう。
連対馬の前走は重賞組3頭,オープン特別組4頭,条件組3頭。そこでの成績は1??13着。格や前走成績を気にする必要はない。
年齢別は3??7歳上馬が13,9,13,10,10頭出走して,1,4,3,2,0連対。連対数,率で4歳馬が世代をリードしている。牡馬が47頭で9連対。牝馬は8頭出走(00年と03年)して1連対。連対数で見劣る牝馬だが,2年で1連対なら軽視はできない。関東馬VS関西馬は33頭と22頭で争い,8対2。ホームの関東馬が戦いを有利に進めている。
◎…前走コスモマーベラスは勝負どころで窮屈になったが,直線で前が開くと一気に伸びて2着に突っ込んだ。中山の芝1800Mは2戦して1勝,2着1回とパーフェクト連対。阪神牝馬Sを回避して東上,オープン特別で確勝を期す。
○…キングストレイルは前走の天皇賞(秋)はスタートでつまずき,スローの流れも合わず16着に敗れた。今年8月のデビューでクラシック出走はかなわなかったが,前々走でセントライト記念を制覇。3歳世代トップ級の能力からオープン特別なら首位争いになる。
▲…マイネルレコルトは京阪杯の4コーナーでブレーキをかける致命的な不利を受けた。それでも直線で盛り返して,3着とG1馬の意地を見せた。今年勝ち星はないが,朝日杯FSを制した舞台に戻れば巻き返しが合っても不思議はない。
△1…前走キャピタルSでアサクサキニナルはメンバー最速の上がり33秒7で,ハナ+ハナ差の3着に惜敗した。末脚を生かせる東京コースがベストだが,距離は2勝,2着4回の1800Mが合っている。後方で脚をためて直線勝負に持ち込めばチャンスはある。
△2…サンライズジェガーは1年以上の長期休養からの参戦となる。久々の実戦だけで割引は必要だが,休む前はG1,G2戦で好走を繰り返していた格上馬。稽古の動きもまずまずだけに初戦からマークしておきたい。
△3…グレイトジャーニーは秋初戦の準オープンを勝ち,昇級後も4,4着と崩れていない。中山コースに実績がないのは気になるが,全3勝を右回りの芝で挙げている。末脚を生かせる展開になればなだれ込むシーンもある。