02年は新潟開催で,昨年はハンデ戦で行われたが,過去4回のデータでレース傾向を見てみた。
連対馬は1??3,1??5,3??1,2??1番人気の組み合わせで決着して,馬連配当は640,750,800,520円。出走頭数が10,12,12,10頭と少ないこともあり,人気サイドで堅く収まっている。また,馬単3回もすべて1000円台。波乱度は低い。
連対馬の前走は重賞(地方交流戦を含む)組5頭,オープン特別1頭,条件組2頭。オープン組は着順に関係なく巻き返しているが,条件組は前走2着以内が連対条件となっている。路線別はエルムSが3連対とG3の貫禄を見せている。
決め手は,先行4頭,差し3頭,追い込み1頭。逃げ馬の連対は見られない。年齢別は3??7歳上馬が4,8,15,13,4頭出走して0,4,3,1,0連対。4歳馬が活躍している。牝馬は昨年2頭が出走して3,8着だった。関東馬は21頭出走して5連対,関西馬が23頭で3連対。地の利を生かした関東馬が,戦いを有利に進めている。
◎…トーセンブライトは前走2着を3馬身半ちぎって圧勝。たたき2戦目できっちりと変わり身を見せた。オープンに挑戦となるが,昨年オープン特別の師走S3着の実績ならクラスの壁は感じられない。
○…ウインデュエルはダートを8戦して,7勝2着1回。エルムS(G3)2着。このメンバーに入れば実績では一枚も二枚も抜けている。1年ぶり以上の休養明けの実戦で2番手としたが,能力さえ出し切れば圧勝しても不思議はない。
▲…シンメイレグルスは伸び盛りの3歳馬。古馬と初対戦の前々走は7着に敗れたが,前走は首差2着まで迫った。全3勝は1700??1800M。得意の距離で52キロなら今回も首位争いになる。
△…シアトルユーは1000万下,準オープンを連勝した。前走はオープンのペースに戸惑ったか,勝負どころで置かれて5着に敗れた。もともと2??3歳時はオープンで好走していた素質馬。クラス2戦目。ペース慣れした今回は怖い。
△…ダート1800Mでシロキタゴットランは5勝を挙げている。前走阿蘇Sは1??2コーナーでかかり気味になったが,直線はいい脚で追い上げて0秒5差まで迫った。たたき2戦目,流れに乗れば上位争いに食い込める。
△…前走関越Sでスペータスシンタは好位で折り合い,直線力強く抜け出して快勝した。コースロスのない内を回り,展開もはまった。今回は別定戦で,前走より斤量が3キロ増。勢いを認めても連下の評価が妥当か。