96年に芝1600M戦となり,02年からハンデで行われている。
過去9年,連対馬は1??3,3??2,2??1,3??2,3??8,2??3,2??4,7??10,7??5番人気で決着した。01年までは別定戦で堅く収まっていたが,ここ3年はハンデ戦。馬連は2020円,1万1070円,6080円と高配当が続いている。
ステップは東風S(今年は「岡部幸雄騎手引退記念」で施行)4連対,中山記念(G2)3連対,東京新聞杯(G3)2連対など。トップハンデ馬は10,3,6,4,6着と不振で,連対馬は51??54キロから出ている。
年齢別は4??6歳馬が10,4,4連対。7歳以上の高齢馬は苦戦している。牡馬は104頭で15連対,牝馬は23頭で3連対している。
◎…地力強化したフジサイレンスを狙い撃ちにする。前走は好位でじっくり構え,勝負どころから進出して直線いったん先頭。クビ差2着に敗れたが,昇級戦で堂々と連を確保した。今がピークのデキ。ハンデ55キロも恵まれた。
○…相手はミッドタウン。デビューから芝で5連勝した力量馬。長い間不調のトンネルの中にいたが,前々走のニューイヤーSでようやく6勝目を挙げた。中山マイルは6戦5勝。流れに乗れず東京新聞杯で10着と敗れたが,前走を度外視して狙ってみたい。
▲…ダイワエルシエーロは前走交流G1の川崎記念で6着。好位でレースを進められたが,初めてのダートでスピードを生かし切れなかった。昨年のオークス(G1)馬だが,マイルでもクイーンC(G3)を制しており,1800Mの京阪杯(G3)では牡馬相手に完勝している。芝なら上位2頭との差はない。
△…マイネルソロモンは昨年このレースが休養明けで2着。今年も前走のマイルCS(G1)4着から4カ月と間隔が開いたが,調教量から仕上がりに不安はない。追い込み脚質だけに馬群をどうさばくかがポイントとなる。
△…ダイワメジャーも気になる1頭。ノドの手術後で5カ月ぶりの実戦となるが,中山は皐月賞(G1)を制覇した舞台。57.5キロのトップハンデは見込まれたが,力さえ出し切ればアッサリ勝てる能力を秘めている。
△…エイシンシャイアンは中京記念(G3)で11着と期待を裏切ったが,好位に付ける積極的な競馬を見せた。前々走の小倉大賞典(G3)は後方待機から追い込んで0秒5差6着と脚質に幅が出た。53キロの軽ハンデも魅力。穴を開ければこの馬だろう。