過去10年,1??3番人気が6,5,4連対と上々の成績をあげている。馬連は00年に1万9700円の万馬券が出て,03年に7280円と荒れたが,5回は3けた配当で,3回が1000??2000円台。牝馬限定の重賞でも多くは平穏に収まり,波乱度は低い。
ステップはクイーンC(G3)組とホープフルS組が各3連対,エルフィンS組2連対。重賞やオープン特別からの参戦馬が活躍している一方で,500万下と未勝利からも9頭が連に絡んでいる。格は関係ない。
前走成績は20頭中18頭が1??4着で,残る2頭は7,10着。前走掲示板を確保していることが,連対への条件になっている。
1勝馬は99頭が出走して5連対(連対率5.1%),2勝馬は34頭で11連対(同32.4%),3勝以上馬が10頭で4連対(同40.0%)。1勝馬も軽視できないが,連対率からは狙えず,軸には2勝馬以上を据えたい。
関東馬VS関西馬は100頭と39頭で争い,11対9。連対数で関東馬,率では関西馬が勝っている。ただ,最近4年は関東馬が連続でワンツーを決めている。
◎…ウェディングヒミコは中山の2200Mと1600Mを連勝中。未勝利を脱出するまでに時間がかかったが,素質馬がようやく軌道に乗った。使われながら競馬を覚え,自在性を身に付けたのは強み。距離1800Mに問題はなく,3連勝のチャンスと見た。
○…強敵は2戦2勝のシーザリオ。前走の寒竹賞では牡馬に混じり好位から抜け出し,アドマイヤフジ(阪神11R・若葉Sに出走)の追走をクビ差振り切った。2カ月半ぶりになるが,牝馬限定戦なら3連勝も夢ではない。
▲…ラドランファーマは4戦すべてマイルに出走して2勝,3着2回と馬券対象パーフェクト。前走クイーンCは道悪を意識したか,早めに動いたのが裏目に出て,1馬身半+半馬身差3着に敗れた。距離延長に不安はなく,力量差はない。
△…タマヒカルは芝1800Mをデビュー勝ちした。その後,重賞,オープンで凡走したが,前走は先行してしぶとい粘りを見せた。小回り中山だけに新馬のような積極策に出れれば,上位争いに加われる。
△…前走スルーレートは牡馬相手,不良馬場で惨敗したが,前々走500万下のダート1600Mでは後続を4馬身も突き放して完勝した。初芝で強気に押せないが,メンバーがかなり手薄になった。時間のかかる馬場で先行力を生かせば連下には食い込めるはずだ。
△…ビコーグレイスは前走クイーンCで4コーナー最後方から強襲して5着まで追い込んだ。馬場のいいところを選んで大外を回ったコースロスが痛かったが,末脚は際立っていた。良馬場が条件になるが,展開がはまれば大駆けが期待できる。