00年に開催日が2週繰り下がったが,過去10年のレースで傾向を見てみたい。
連対馬は4??1,11??2,4??6,3??2,9??1,5??4,4??8,1??3,3??14,9??6番人気馬の組み合わせで決着した。1??3番人気は3,2,3連対とアテにならず,代わりに6番人気以下から7頭が連に絡んでいる。
馬連は万馬券が2回飛び出し,5000??9000円台の高配当も3回。牝馬限定のハンデ戦で波乱を繰り返している。
ステップは京都牝馬S(G3・旧京都牝馬特別を含む)組が7連対でトップ。そこでの成績は1,5,2,5,7,8,2着。前走成績に関係なく巻き返している。なお,ここ2年連対馬を出していないが,昨年1,2着馬の前々走はいずれも京都牝馬Sだった。
年齢別は4??7歳上馬が60,48,26,7頭出走して,5,11,4,0連対。連対数,率で5歳馬が世代をリードしている。
◎ヘヴンリーロマンスは3走前にG2阪神牝馬Sを鮮やかに差し切った。前走は牡馬に混じってのダートG1で11着,前々走はスローの流れに末脚を殺されて0秒4差6着に敗れた。1800Mは7戦(ダート2戦含む)して,3勝,2着3回。ベストの距離で巻き返す。
○ウイングレットは前走の京都牝馬Sで小差2着。直線で勝ち馬の決め手に屈したが,0秒1の着差なら悲観する内容ではない。前々走快勝したターコイズSと同じ中山の1800Mで55キロなら,確実に首位争いになる。
▲4カ月ぶりと出走間隔は開いたが,レクレドールは昨秋にG2のローズSを制し,G1エリザベス女王杯で0秒5差7着の力量。ステイゴールド全妹という奥手の血統。明け4歳の成長途上で,大駆けが期待できる。
△マイネヌーヴェルは前走で出遅れ。マイル戦で追走に苦労し,なし崩しに脚を使い13着敗退となったが,着順ほどは大負けしていない。実績のある1800M戦なら決め手は互角。前走から1キロ減のハンデもありがたい。
△チアズメッセージは前走,好位からの競馬になったが,直線で0秒8差置かれた。道中の行きっぷりは良かったが,5カ月半ぶり,スローの流れで負担重量57キロの瞬発力勝負は厳しかったか。叩き2戦目の反撃を警戒したい。
△昨年の覇者,オースミコスモ。前走は狭いところに入って自慢の末脚が不発に終わったが,1800Mは自信の距離。昨年より1キロ増のハンデ56キロは気になるが,はまれば一発が期待できる。