過去10年,連対馬は3??1,9??1,1??4,1??3,1??4,5??4,2??3,8??7,1??4,1??3番人気の組み合わせで決まった。1番人気は5勝,2着2回と好調だが,2,3番人気が1,4連対とブレーキを起こしている。ただ,馬連は3けた配当6回と1800円,2530円,4570円,8440円。極端な人気薄の食い込みはなく,全体としては平穏に収まっている。
前走は重賞17頭,オープン特別3頭。そこでの成績は18頭までが5着以内。前哨戦で掲示板を確保していることが連対への条件といえる。
路線別はアメリカJCC(G2)組と東京新聞杯(G3)組が5連対で並び,白富士Sが2連対で続いている。
年齢別は4??8歳上馬が34,28,33,21,8頭出走して8,5,5,2,0連対。4歳馬が世代をリードし,5,6歳馬も差なく追っている。関東馬は16連対,関西馬が4連対。関東馬が優勢だ。
◎エイシンチャンプはここ3戦の重賞で3,4,3着。長いスランプからようやく脱出した。中山は朝日杯FS(G1),弥生賞(G2)を勝ち,皐月賞(G1)3着。実績十分の舞台で名手・ペリエ騎乗なら好勝負は間違いない。
○相手は小倉大賞典(G3)で重賞2勝目を挙げたメイショウカイドウ。前走は2着馬の後に付けて,直線ではじけるように差し切った。1800Mは5勝を上げている自信の距離。トップハンデの57.5キロから別定戦の57キロで走れるのもプラス材料だ。
▲エアシェイディは7戦して3勝,2着2回,3着1回の好成績。ワイド圏を外したのは骨折明けのセントライト記念(G2)だけ。2歳暮れに後のオークス3着馬を破っている。まだ完成途上だが,G2でも素質はヒケを取らない。
△一昨年の2着馬バランスオブゲーム。マイルCS(G1)以来の出走となるが,G2毎日王冠を制覇しているように,ここに入れば実績上位は明らか。久々で評価を下げたがあっさり勝たれても仕方のない。
△グレイトジャーニーは東京新聞杯をスローで逃げ,直線交わされてからもしぶとく粘って3着。1600Mではシンザン記念(G3)を快勝しており,単騎逃げに持ち込めれば,あっと言わせるシーンも十分ある。
△穴を開ければアルビレオ。今年は京都金杯(G3)2着,東京新聞杯5着。とくに前走はスローの流れで4コーナー離れた最後方から直線0秒8差まで追い込んだ。別定戦で2キロ増の57キロはありがたくないが,展開がはまれば一発が決まる。